
スペースシャトルの打ち上げ
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打ち上げられたコロンビア
スペースシャトル「コロンビア」(STS-109;乗員7名)は、ケネディ宇宙センターから、2002年2月28日20時48分に打ち上げられる予定でしたが、天候(気温など)が悪くなりそうだったため、1日延期になり、3月1日20時22分02秒に打ち上げられました。打ち上げ時のシャトル全体の重量は2048トンにもなりました。貨物+オービターでは117トン。(スペースシャトルの構造)
☆ 打ち上げ見学場所案内(NASDAページ)
☆ シャトルの宇宙飛行士の種類について(NASDAページ)
今回の飛行では、1990年4月スペースシャトル・ディスカバリーにより軌道に放出された「ハッブル・スペーステレスコープ」の修理や新しい観測機器を取り付ける作業が主な任務です。(ハッブル・スペーステレスコープ:全長13.2m、最大直径4.2m、望遠鏡の鏡の直径は2.4m、重量は今回の保守前は11065kg/保守後は11864kg)
スペーステレスコープ物語
スペーステレスコープの保守作業を行うシャトル飛行は、1993年、1997年、1999年に続き、今回で4回目になります。今後は2004年夏まではスペーステレスコープの保守は予定されていません。現在の計画では2010年まで使用する予定です。2010年には、シャトルで地上に回収するか、ロケットをとりつけてもっと高い軌道に上げ、長期にわたり落下してこないようにすることになるでしょう。
3月3日18時31分、「ハッブル・スペーステレスコープ」を、シャトルに備えられている機械の腕でとらえました。(機械の腕の解説)
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接近中のハッブル・スペーステレスコープを機械の腕がとらえ、シャトルの貨物室内にある「ハッブル・スペーステレスコープ飛行支援システム」という台座に固定しました。
今回は、スペーステレスコープの保守作業のため、5回の船外活動が行われました。
1回目:3月4日15時37分〜22時38分(7時間01分)太陽電池版の片方を交換。
2回目:3月5日15時40分〜22時56分(7時間16分)太陽電池板のもう片方を交換。リアクションホイール装置の交換。
3回目:3月6日17時28分〜3月7日0時16分(6時間48)電力制御ユニットの交換。
4回目:3月7日18時00分〜3月8日01時30分(7時間30分)新しい観測装置である高性能掃天カメラを微光天体カメラと交換。
5回目:3月8日17時46分〜3月9日01時06分(7時間20分)赤外線観測装置用冷却システムの設置。
今回交換された太陽電池板のサイズ
これまで使用していたもの(SA2)よりも、紫で示した今回の太陽電池板は大きさが2/3ほどになり、出力は約20%もアップ! 構造もこれまでよりがんじょうです。
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1回目の船外活動中の写真です。まず、巻き取り式の古い太陽電池版の片づけです。
巻き取られていくようすがわかります。
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2回目の船外活動の写真です。もう片方の太陽電池板を交換します。
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これは5回目の船外活動の写真です。太陽電池板が以前より小さくなったのがわかります。
ハッブル・スペーステレスコープや太陽電池板を、人間の大きさと比べて下さい。
今回交換された電力制御ユニット
ハッブル・スペーステレスコープの各部に、電気を送る部分。
家庭にある電気のヒューズボックスのような部分です。
36本もある電気ケーブルをはずしてつけかえるため、いったん停電になりました。
宇宙服を着たままケーブルのつけかえ作業をするのはたいへんです!
今回交換されたリアクションホイール装置
スペーステレスコープの向きをコントロールするリアクションホイール装置。
4つあるのですが、ひとつの調子が悪いので今回交換されました。これまで使われていた似た機能のカメラより、視野は2倍以上、接近したものを見分ける能力は2倍、感度は5倍になるというすごい観測装置!
接近したものを見分ける能力は、「約1.8m離した2匹のホタルを東京に置き、アメリカの首都ワシントンから見て、ちゃんと2つに見えるほど」といわれています。実際には、広角カメラ・高分解能カメラ・紫外線カメラが一体になったものです。高分解能カメラの部分には、視野内の明るい天体の光を覆う機能もあり、明るい天体の周囲の暗いものを観測することもできます。太陽系外の星をまわる、惑星の像が直接得られるかもしれません。
大きさは、(最近はあまり見なくなった)電話ボックスくらい。当初からスペーステレスコープで使われていた「微光天体カメラ」と入れ替わることになります。 (資料:1、2、3、4)
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4回目の船外活動で微光天体カメラとの入れ替えが行われました。
微光天体カメラのとりはずしのようすです。
今回設置される赤外線観測装置用冷却システム
赤外線センサーを冷やすために今回設置される冷却システム。
1997年のシャトルですえつけられた赤外線観測装置がありますが、そのセンサーを冷やす窒素の氷が2年半でなくなったため、1999年1月以降は使えなくなっていました。
この装置を復活させようと、今回冷却システムをとりつけることになりました。
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5回目の船外活動です。冷却システムからの熱を放出させる放熱器をスペーステレスコープ外側に取り付けました。
3月9日02時18分、シャトルの姿勢制御システムを36分間噴射させて、スペーステレスコープの軌道高度を約8km上昇させました。
3月9日19時04分に、やはりシャトルの機械の腕で、スペーステレスコープが軌道上に離されました。放出されたハッブル・スペーステレスコープ
3月12日17時22分、シャトルは周回軌道から離れ、18時31分53秒に、ケネディ宇宙センターへ帰還しました。飛行時間は、10日と22時間09分51秒でした。(着地時の写真)
(このニュースの項:ことわりのない場合 Photo Credit: NASA)
ハッブル・スペーステレスコープの現在位置
ハッブル・スペーステレスコープ、シャトル等の現在位置(Java applet)
ハッブル(HST)にカーソルをあわせて、コントロール+クリックで軌跡がON/OFFできます。 ☆ 衛星軌道の立体図(Java applet - SatelliteメニューからSelectでShuttleを選択)
☆ シャトルその他の軌道データ
☆ Mission Control Center Status Reports
☆ 今回のシャトルのプレスキット(1.66MB)
☆ NASA放送のテレビが見られます。(放送予定 この受信にはRealPlayerが必要です)
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☆ ケネディ宇宙センターからの生中継
☆ 今後のシャトル打ち上げ予定についてはこちら をごらんください。
☆ 宇宙飛行士の経歴ページ
☆ ロシア宇宙飛行士の経歴ページ
☆ ヨーロッパ宇宙機関の宇宙飛行士の経歴など
☆ シャトルの構成(NASDAページ)
☆ シャトルとは?(図解概説)
☆ シャトルの技術マニュアル
☆ スペースシャトルの内部(ジョンソン宇宙センターにある実物大模型。マウスで見たい向きが360度変えられます。国際宇宙ステーション模型内部や飛行管制室内の360度画像なども)
☆ 無重量状態が人体に与える影響: Mixed Up in Space; Gravity Hurts (so Good)
(資料源: NASA/Spacelink, Shuttle Web, Office of Space Flight, Shuttle Launches Home Page, Shuttle Countdown Page, Shuttle-Mir Home Page, Space Shuttle Mission Guide, Shuttle Countdown Online, The Hubble Project - Servicing Mission 3B )
★ 人工衛星の観測のしかたや予報、軌道データや予報プログラムなどは こちら
★ シャトルとミールからの音声受信ファイルが こちらにあります。