人工衛星予報の見方
最初の行は予報のための設定値です。
例 35.374-139.598 131. Yokohama 2000 3.5 15 F F T F T
緯度、経度(マイナスは東経)、標高(単位はフィート)、地名、 赤道座標の分点、 衛星の明るさ限界(何等以上を表示)、 高度限界(地平線から何度未満を無視するか)などです。
その次の行は、いつの予報かを示しています。
夕方と明け方(夕方用・明け方用それぞれ別ページです)の予報1週間分で、毎日更新されます。
この行の最後の2つの数値は、それぞれ太陽が地平線下10度になる夕方と明け方の
時刻を示しています。明け方の予報には、
日の出以降の時刻まで含まれていることがありますが、無視してください。
例*** 2003 Sept 26 Fri evening *** Times are PM JST *** 1818 447
次の行は、予報データ各項の識別文字です。詳しくはあとで説明しますが以下のようになっています。
最低限、時刻(H M S)と高度(Al)・方位(Azi)、明るさ(Mag)がわかればよいでしょう。
H M S Tim Al Azi C Dir Mag Dys F Hgt Shd Rng EW Phs R A Dec
次に、衛星の番号と衛星のなまえ。そして、衛星の明るさ・サイズに関するデータ。
国際宇宙ステーションは ISS、
ハッブル・スペーステレスコープは HST、
上層大気研究衛星「ユアズ」 は UARS などと、名前が記されています。
スペースシャトル飛行中には STS-番号 と記されているでしょう。シャトルの予報は、実際の着陸後の時間帯まで
表示されているかもしれません。なお、シャトルの明るさ欄は正しい値になっていません。
国際宇宙ステーションやシャトルなどは、軌道の高さが修正されることがあり、予報どおりに見えないことがあります。なるべく最新の予報で 確認してください。
予報の内容は以下のようになっています。
H M S Tim Al Azi C Dir Mag Dys F Hgt Shd Rng EW Phs R A Dec 18 11 50 .0 68 343 25 3.0 2 8 523 462 560 2.5 89 18 5 55.6 18 12 15 .0 81 48 C 88 2.7 2 8 523 441 529 2.6 75 1925 40.9 18 12 41 .0 69 116 155 2.7 2 8 522 418 557 2.4 61 2014 23.9
H M S は時分秒で、日本時間です。
Tim というのは誤差の見積もりです。単位は分です。
Al は、地平線からの高さ。仰角です。ちょうど頭のてっぺんが90度です。 (角度10度はこれくらい)
Azi は、真北から東回りに測った方位角です。東が90度、南が180度、西が270度です。 (仰角・方位角の説明図)
方位角のあとにC という文字があれば、その点でもっとも空高く昇っている、という 意味です。
Dir というのは、空のその点からどちらの向きに移動していくかを示しています。0なら上方、 90度なら右、180度なら下方、270度なら左のほうへ動いていきます。
Mag というのは、明るさ(等級)の見積もりです。目安と考えてください。 シャトルの明るさは、正しく表示されていないことがあります。ご了承ください。
H M S Tim Al Azi C Dir Mag Dys F Hgt Shd Rng EW Phs R A Dec 18 11 50 .0 68 343 25 3.0 2 8 523 462 560 2.5 89 18 5 55.6 18 12 15 .0 81 48 C 88 2.7 2 8 523 441 529 2.6 75 1925 40.9 18 12 41 .0 69 116 155 2.7 2 8 522 418 557 2.4 61 2014 23.9
Dys という値は、軌道要素の元期から予報日まで何日経過したかを示しています。
F という値は、近地点からどれくらい離れているかを10分率で示しています。0、1や9なら 近地点付近にいます。4,5や6なら遠地点付近にいます。
Hgt は、地上から衛星までの高さ(km)。
Shd は、空にのびる地球の影の上から衛星までの高さ(km)。
Rng は、観測地点から衛星まで距離(km)。
EW は、1分間に軌道面が東西方向に何度移動するかの値。
Phs は「位相角」というもので、太陽-衛星-観測地点を結んでつくる角度です。 0度なら満月のように、衛星が完全に太陽に照らされています。90度なら半月のように 半分照らされています。(関連ページ)
R A とDec は、 赤道座標の 赤経と赤緯です。
計算には、マイク・マッカンツさんによるQUICKSATプログラムを使用しました。
Thanks are due to Mike McCants for his excellent prediction software QUICKSAT.