
オリオン大星雲
撮影ノート (Credit: Jason Ware)
上を北にしてあります。(原版では右が北になっていました)
オリオン大星雲
Credit: Bill Schoening/NOAO/AURA/NSF
Source: http://www.noao.edu/image_gallery/html/im0349.html
オリオン大星雲
Credit: NASA,ESA, M. Robberto (Space Telescope Science Institute/ESA) and the Hubble Space Telescope Orion Treasury Project Team
ハッブル・スペース・テレスコープの高性能掃天カメラなど による画像から合成されたものです。 (データ)
縦横13光年. 角度にして縦横30分角(満月の大きさくらいの角度)のこの画像には3000個以上の星が写っています。
オリオン座にあるのでその名がつきました。M42とかNGC1976ともよばれています。電離水素領域とよばれるもので、散光星雲の一種です。はじめの写真では、上のほうにM43が青く写っています。私たちからの距離は約1500光年。 (最近の観測では、1350光年(誤差2%!))
市街地では双眼鏡で光がにじんだように見える程度ですが、小望遠鏡では、蝶がはねを広げたような形に見ることができます。空が暗いところで見ると、一層みごとです。中心部の明るい部分だけでも満月のみかけの大きさ(0.5度)もあり、その部分の実際の大きさは10数光年ということになります。
小型の望遠鏡で見ると、オリオン星雲の中心部に4つの星がまとまっているのがわかります。この4つの星を「トラペジウム」(台形の意味)とよんでいます。そのなかのとくに明るい星が出す強烈な紫外線が星雲のガスを刺激して光を出させているのです。 オリオン大星雲のスペクトルを調べてみましょう。なぜオリオン大星雲が光を出しているのか、すこしくわしい解説がこちらにあります。
(資料: 理科年表1997版 丸善; "The Constellations" by Lloyd Motz and Carol Nathanson, Doubleday 1988)
★ オリオン座全体の写真
★ オリオン座周辺星図
★ オリオン大星雲写真集(AstroArtsページ)
★ オリオン座の星空での位置を知りたい人のために→<お星さまとコンピュータ>
オリオン座の中央にある「オリオン座の三ツ星」はたいへん目立つので、すぐにオリオン座が見つけられるでしょう。
★ オリオン座・おおいぬ座・こいぬ座を含む「冬の大三角形」の写真
★ シリウスとプロキオン、どっちがさきに昇るの?
★ オリオン星雲の中心部を赤外観測した報告ページ
★ さまざまな波長で見たオリオン座
オリオン大星雲中心部
解説(英文) (Credit: C.R. O'Dell (Rice University), and NASA)1994年1月〜1995年3月にかけて、ハッブル・スペーステレスコープで撮影された15の画面を組み合わせて作成されたものです。空の、満月の見かけの広さの約5%の領域が写っています。写っている領域の実際の横幅は2.5光年で、オリオン星雲からの光の大部分がこの範囲から出ています。
小型の望遠鏡で見ると、オリオン星雲の中心部に4つの星がまとまっているのがわかります。この4つの星を「トラペジウム」(台形の意味)とよんでいます。上の写真では、中央やや左に台形のような形に並んだトラペジウムの4つの星が見えます。
そのなかのとくに明るい星が出す強烈な紫外線が星雲のガスを刺激して光を出させているわけですが、星雲のガスがとくに密集している領域からは星が生まれてきています。そうした星のまわりには、「原始惑星系円盤」とよばれる、惑星系ができる前の状態と見られるガスや塵でできた円盤も見つかっています。直径は数10億kmもあるようなものです。(上の写真)
オリオン星雲中の原始惑星系円盤
解説(英文) (Credit: C.R. O'Dell/Rice University and NASA))紫外線を大量に出す高温星の近くあると、原始惑星系円盤が明るくみえますが、 高温星から遠い原始惑星系円盤はシルエットになって見えています。
オリオン星雲中の原始惑星系円盤のいくつか
Credit: NASA, J. Bally (University of Colorado, Boulder, CO), H. Throop (Southwest Research Institute, Boulder, CO), C.R. O'Dell (Vanderbilt University, Nashville, TN)
原始惑星系円盤の図解
Credit: Ann Feild (STScI))ただ、トラペジウムの近くでは、強烈な紫外線で円盤の表面が1000゜C以上に温められてしまい、惑星系ができる前に原始惑星系円盤のガスが蒸気のように散ってしまうか、内側の一部だけが残って惑星になるのかもしれません。トラペジウムのとくに明るい星は、強烈な紫外線以外にも、恒星風(こうせいふう)というプラズマを周囲に放っています。そうした恒星風と衝突した原始惑星系円盤は、おたまじゃくしのような形に変形しています。いかにも「風に吹かれている」ような形です。(資料)
オリオン大星雲の内部へ!(MPEG動画 1.81MB)
Credit: Greg Bacon (STScI), model based on data by C.R. O'Dell (Vanderbilt University), and The American Museum of Natural History/Rose Center for Earth and Spaceハッブル・スペーステレスコープによる観測に基づき、星雲や星、原始惑星系円盤などが、できるだけ正確に配置されたアニメーションです。最後のほうにでてくるのは、HST-10という原始惑星系円盤です。
関連ページ
★ 惑星ができつつある塵円盤
★ 星の一生
★ Stars
★ Stellar Evolution
★ Stellar Evolution
★ Teacher's Newsletter : Stellar Evolution★ Orion Nebula Visualization
★ Volume Visualization of the Orion Nebula: Stereoscopic Images★ Trapezium Cluster
★ The Trapezium★ Orion Nebula(Wikipedia)
★ オリオン大星雲(ウィキペディア)★ Barnard's Loop(Wikipedia)
★ バーナードループ(ウィキペディア)