Other Countries' Stellar Myths  その他の地域の星の民話


アフリカの星の民話 太平洋の島々の星の民話
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太平洋の島々の星の民話


アフ・アキビのモアイ像
 モアイで有名なイースター島は、イースターと命名される前は マタ・キ・テ・ランギ(意味:天を見つめる目)といった。
 島内のアフ・アキビというところに立っているモアイ像は、他のモアイ が内陸を見つめるのに対して、西側の海をむいて立っている。 アフ・アキビの伝説では、ヒバという国のハウマカという賢者が、 眠っている間に魂だけでここにやってきて、いい場所だと知り、 目がさめてからヒバの王に言って伝えた。ヒバの王は長い航海の 末にイースター島にたどりついた、という。
 アフ・アキビのモアイは、彼らがやってきた日の沈む方向にある ふるさとをみているのだという。
         (テレビ番組の解説、インターネットHP他より)
マウイの釣り針
ハワイやポリネシア一帯に伝わる英雄にマウイという神がいる。
マウイが子どものころ、ハワイ島をつりあげたとき、釣り針がはずれて 空にとんでいってひっかかった。それがさそり座だという。
  (プラネタリウム界ではあまりに有名な話なので、今まで のせませんでした。)
      (参考文献:無数にある)


アフリカの創世の神話


アフリカは多くの民族が国境をこえて混在している。言語も異なり、 神話の採集や比較が難しいことから、あまり神話の研究がすすんでいない..と言われる。

日食、月食を起こすいたずら神:ナイジェリア
 ナイジェリアのヨルバ族のエシェという神はいたずら者で、いわゆるトリックスターである。
 フロベニウスが採集したヨルバ族の談話では、「エシェは月を欠けさせ(月食のことらしい)、太陽を持ち去って困る。またエシェは神々を戦わせる。しかし悪い神ではない。エシェのおかげで、畑は作物を実らせるのだ。」と語っている。

  (山口昌男「アフリカの神話的世界」岩波新書)


東アフリカ、太陽と月のけんか
 ウェレ(高いもの)という創世神がいた。ウェレは天を創造し、2人の補助者を作った。 ウェレと補助者は月と太陽の兄弟を作って天においた。しかしこの2つは仲が悪く、けんかばかりしていた。
 最初は、兄の月が勝って太陽を天空からたたきだした。次には太陽が月を泥の中におしこんだ。さらに太陽は、月がさんぜんとかがやけないように、月の顔に泥をなげかけた。
  仕方がないので、ウェレは太陽を昼輝き、月を夜輝くものとさだめなければならなかった。

     (コッテル「世界神話辞典」柏書房)


アフリカの諸部族の創世神話
多くのアフリカの部族は、神殿に供物をささげたりするときに使う、 ひょうたんのようなものを大切にしており、カラバッシュとよんでいる。カラバッシュは色々な形があるが、丸いボールを2つあわせたような器が多い。
アボメイの部族では、宇宙はそのカラバッシュのようにつぶれた球形をしているという。太陽と月はカラバッシュの上の部分を移動している。

大洋には巨大なヘビがすんでいると考える部族が多い。 そのヘビは、止まることなく運動を続け、天体の運行も操作しているという。

有名なドゴン族によると、昔アンマという神が太陽と月を作った。太陽は白熱した赤銅の8つの輪で囲まれ、月は白銅の8つの輪でかこまれていた。星はアンマが空間になげとばした粘土のつぶでできているという。

ブッシュマンとホッテントット族は若干異なる神話を持つ。昔月は、 月が死んではまたよみがえるように、人間もそうなるのだよ、と人間にしらせるため、シラミを使いにだした。シラミは途中であった野ウサギに伝言をたのんだ。野ウサギは速くはしって人間のところについたが、伝言を「月が死んで終わりになるように、人間も死んで終わりになる」とまちがえて伝えた。それをきいた月は、うさぎのまちがいを怒り、棒でウサギの口をたたいた。であるので、うさぎの上唇はさけているという。

トーゴのクラチ族によると、太陽と月は結婚してたくさんの星を生んだ。しかしあるとき月が夫にあきて浮気をし、太陽は怒って以来子どもはできなくなった。
子どもたちはあるものは太陽について、あるものは月についていった。月と太陽に従うこどもたちの間で戦いがおきて、それが嵐だという。

アンゴラの神話では、人類の最初の男の子は村の娘をきらい、太陽の娘か月の娘と結婚する、といった。太陽と月に求婚を伝える役目を、他の動物はことわったが、カエルだけひきうけ、天からおりた娘のつぼの中にかくれて天にのぼった。カエルの策略で太陽の娘は男の子と結婚し、地上でくらすことになるのだが、カエルだけが天と地上をゆききする力を今でももっている。だから嵐のとき、カエルが空からふってくるという。

スールー族では、死者は天空に居住し、星星は地上をみている死者の目であるという。

場所は不明だが、アフリカの神話で、娘が夜空が暗いので、かまどの灰を空になげた。それが天の川である。さらにフィンの木の根をとって空になげると星になった。フィンは老木と若木で白と赤で色がちがうので、星の色もいろいろある。

([アフリカの神話」青土社、「世界神話辞典」角川書店、ほかより)



オセアニアの星の民話


ロナと月
  ニュージーランドの民話。マオリ族の女性・ロナが、夫と子どもが 海に漁に出ている間に、石を焼いて食事のしたくをしていた。
  水を汲み忘れたので、ロナはおけをもって水くみ場までいった。 帰りに水をくんでもどる途中、月が雲にかくれ、あたりが暗くなった。 ロナは夜道でつまづき、ころんで水をこぼしてしまった。
  ロナは気が短い性格で、頭にきて月に向かって悪態をついた。 それをきいた月は怒って降りてきて、ロナをつれていってしまった。

  さて魚を捕ってもどってきた父子は、石が焼けているのに ロナがいないことに気がついた。ふと月を見ると、そこに水桶を2つ もったロナのシルエットが浮かんでいた。妻の気が短いことを 知っていた夫は、だいたい何がおこったのかをさっしたのであった。

(キリ・テ・カナワ著「マオリの伝説」(ニュージーランドの絵本)より)


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