Old Names of the Constellations 古代の星座名

[古代オリエントの星] [天文民俗学ページ]

☆星座名は新年祭〜ムルアピンまではシュメール語、以降はシュメール・アッカド語ごちゃまぜ。


文献
新年祭
ボアズキョイ
カッシート
アッシリア末
ムルアピン
カルデア
ペルシャ
ホメロス
ギリシャ詩
年代B.C.1700B.C.1400B.C.1100B.C.700 B.C.687?B.C.600 B.C.500 B.C.900B.C.400
さそり座ギルタブ(さそり)ギルタブギルタブギルタブギルタブフル アクラブ(さそり)-- スコルピオス(さそり)
いて座------パピルサグパビルサグパピルパピルサグ(ニヌルタ神)--トクソテス(弓手)
やぎ座ウズ星(頭)--スフルマシュ(魚山羊)スフルマシュ スフルマシュスフルマシュ スフルマシュ--アイゲケロス(やぎ)
みずがめ----グラ?--グラ(大きい)グラバルラグラ(水の女神)-- ヒドクロス(水瓶を担う者)
うお座----ニューヌ(魚),ジバーティ(尾)アヌニツム シムマアシムマアディルガン・ウリキスヌニ--イクテュエス(双魚)
おひつじ----クマル(農夫)--ルフング(労働者)--アグル --クリオス(羊)
おうし座天の牡牛?--グアンナグアンナグアンナテテアラブシャーメ--タウロス(牛)
ふたご座----マシュタブ・アガルガル(大きな双子)----レウキヌシャメウ・トアメラブーティ(大きな双子)--ディデュモイ(双子)
かに座------アルルルアルルル(蟹)ブルックアルルル(亀)--カルキノス(かに)
しし座----ウルグラ(大犬)--ウルグラ(獅子)ウルア(しし)カルブラブー --レオン(しし)
おとめ座エル星----シルー(穂)--アエディン(種の女神)シルー--両手に麦の穂をもつ乙女
てんびん--------ジバアンナ(天の秤)シバニーツ(死の天秤)シバニトゥム--ケライ(つめ)
文献 新年祭 ボアズキョイ カッシート アッシリア末ムルアピン カルデア ペルシャ ホメロス ギリシャ詩
年代B.C.1700B.C.1400B.C.1100B.C.700B.C.687?B.C.600 B.C.500B.C.900 B.C.400
ペガススイクー星--シシュー--アシュガル(領域)------ヒッポス(馬)
おおいぬ座バン星------バン(弓)------キオン(犬)
こいぬ座--------ダルルガル(雄鳥)------プロキュオン
おおぐまマルキッダ(荷車)--マルキッダ--マルギッダ(車)------ヘリケ(よじれたもの)車
こぐま座----マルキッダアンナ(天の車)----------キノスラ(犬の尾)
オリオン--ジブジアンナ(天の狩人)----シパジアンナ(天の羊飼い)----オリオンオリオン
ぎょしゃ------シュギ、ルリム(羊)ガム(牧人の杖)------ヘニオコス(手綱をとる者)
こと--------ウズ(雌山羊)------ケリス(海亀の甲)(の琴)
わし----アンムシェン(鷲)イド,ナシュル(鷲)テ(ワシ)------アイトス(わし)
はくちょう--------ウドカドゥア(大口?)------オルニス(鳥)
かんむりパルテシャ星------バルタ?ルガル----ステファノス(かんむり)
うみへび----シール(へび)--ムシュ(蛇)------ヒドラ(水に住む蛇)
へび遣い--------ウドカガブア(怪獣)----オフィウコス(蛇をつかむ者)
うしかい----エンテナ・マシュシグ(いのしし)--シュドン(くびき),シュパ----ボーテス(意味は不明)アルクトフェラクス(牛の番人),ボーテス
ペルセウス--------シュギ(老人)マルドゥク----ペルセオス
ヘルクレス----------イルカム(つながれた神)----エンゴナシン(ひざまづく者)
南のうお----アヌニツ--クー(魚)アヌニツ----イクテュスノティオス(南の魚)
南十字----ヌンキイルエア(エア神の星)----------
くじら--------ディルガン?--ケートス(海の怪物)
アンドロメダ--------ルリム(雄鹿?)------アンドロメダ
からす----ウエルテグガ--ウガ(烏)------コロックス(からす)
文献新年祭 ボアズキョイ カッシート アッシリア末ムルアピン カルデア ペルシャ ホメロス ギリシャ詩
年代B.C.2000?B.C.1400B.C.1100B.C.700B.C.687?B.C.600 B.C.500 B.C.900 B.C.400


【各文献の略名の解説】
◆野尻抱影「星座」「星と東西民族」--表中のボガズキョイ、アッシリア、カルデア、カッシート朝バビロニア、ギリシャ詩の欄で使用
◆原恵「星座の神話」恒星社--ホメロス、ギリシャ詩、
矢島文夫「占星術の誕生」東京新聞出版局--新年祭、ペルシャ、カッシート朝
◆「古代オリエント集」筑摩書房--新年祭、他
◆Hunger,Pingree「MUL.APIN:Astronomical compendium in Cuneiform」,1989,F.Berger出版,Austria--ムルアピン
◆Hope Anthony "Star Catalogue" Univ. of Texas--ムルアピン、カッシート朝
「新年祭」--
バビロン市の伝統的な祭・新年祭で、神官が読み上げる祝詞。 バビロンの創世記物語エヌマエリシュに登場する星もいっしょに表記した。新年祭の年代はB.C.1000より古いくらいしかわかっていないが、シュメール語アッカド語混在という表記から、B.C.1700よりは古そうである(シュメール語はB.C.1700頃にまったく使用されなくなっている)。エヌマエリシュはB.C.1630年前後。
「ボガズキョイ」--
野尻氏が上記の本でとりあげている史料。もしかするとラスシャムラ文書のことかな?
「カッシート朝」--
野尻氏がとりあげている史料中B.C.1100頃のもの、およびアンソニー氏の"StarCtalogue"の参考資料になっているB.C.1100の「アストロラーベ」という史料を両方合わせたもの。 カッシートとは古代バビロニア王国よりあと、アッシリアの前までのバビロニアのこと。クッドルー(境界石)以外に芸術・文化資料がない謎の王国。ワイドナーの論文もこのへんの星座が中心と思われる。
「アッシリア末」--
野尻氏の上記文献でとりあげている史料。多数の星名がでることから、MUL.APIN星表のことかな?しかしムルアピンと表記が異なるものもありよくわからない。
「ムルアピン」--
B.C.687頃のメソポタミアの星名カタログ。Hunger等の英訳を適当にカナ書きしちゃいました。意味はインターネットシュメール語辞典から類推したのであまり信用しないよーに。ムルアピンについては客星さんのページが詳しいです。
「カルデア」--
野尻氏の上記文献でとりあげている史料。これもよくわからない。何しろ野尻氏が引用した論文は皆ドイツ語でとても再調査するきにならないす。
「ホメロス」--
ギリシャの詩人ホメロスの「イリアス」「オデュッセイア」。
「ギリシャ詩」--
B.C.6-4世紀のギリシャの詩人の詩より。多くはアラートス(B.C.315-240)「ファイノメナ」から。

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