Japanese Stellar Myth and Legends
日本の星の伝説[中国・四国地方]
[赤星山:愛媛県] 189
(インターネットのHP他より)
養老4年(720年)、伊予の国司が大山つみの神をおむかえした時、宇摩の
海のところで南風がおこり荒れて、船が転覆しそうになった。国司が豊受山
にむかって祈ると、豊受山のとなりの山の山頂に火が現われ、
赤い星のように海を照らすと、風がおさまり
船は助かった。この海を火映灘、火の現れた山を赤星山というように
なった。国司は豊受山の豊受宮に捧げ物をし、風穴神社を作って風神を
祭ったという。
[室戸岬:空海の金星伝説] 174
インターネットのHP他より
空海は、弟子が
書いた「御遺行」という書物に、空海が室戸岬で修行中に「虚空蔵菩薩の
化身とされる明けの明星が口からお腹にとびこんだ」という記述がある。
そのため空海に関連した星降り伝説がある。
[福園寺:兵庫県佐用郡] 176
境内にたくさんの明星石があるらしい。
[加西一乗寺:兵庫県] 181
660年の創建と伝えられる天台の寺。敷地内に妙見堂(重文)がある。
[鳴門市の妙見神社] 182
平安時代からの妙見社だが、1582年に長曽可部氏によって社殿を
焼かれ、1830年に四宮三郎左衛門らによって再建された。
祭神は妙見菩薩だったが、明治に天御中主命らに変更した。
[妙見杉] 183
兵庫県妙見山の名草神社付近にある杉林。出雲大社本殿に
使用されたと言われる。名草神社は、知る人ぞ知る旧妙見宮だ。
[四国・川島吉本神社] 184
旧妙見宮。
[高知県南国市国分寺] 187
空海が星供の秘法をおさめたという。本尊は
千手観音で毘沙門はその脇侍である。
[道隆寺:香川県] 188
絹に書かれた星曼荼羅がある。
[妙見山:兵庫県多可郡]
172 インターネットHP他より
妙見山は各地でよくき山の名前である。兵庫県には4つの妙見山がある
という。多可郡中町にある妙見山は、692mで古くから信仰されていた山
と考えられる。そのふもとには二百基もの古墳が並んでいる。兵庫県は
渡来人の伝承、古墳が多い県である。
[月山神社:大月町]
171 「日本の神々」、地方自治体HP他より
高知県の月山神社は、もとは守月山南照寺といって、神仏習合の
霊場であった。ご神体が三日月型の石で、月読命が奉納したという
伝説があるという。月読の神社らしく、海の守護を行う。
[兵庫県尼崎市久々知:須佐之男神社] 114 "兵庫県の歴史散歩",山川出版
江戸時代まで久々知(くくち)妙見と呼ばれ、近松門左衛門などの芸人の妙見信仰と関係があるとされる.
[兵庫県宝塚市中山寺:星下り祭] 115 "兵庫県の歴史散歩",山川出版
真言宗、西国三十三所観音霊場の24番札.中山寺では、8月9日に星下り祭がある.西国33観音の観音様が星になって中山寺に集まると言われる.
[星尾降神・岡山県美星町] 17
金指正三[星占い・星祭]青蛙房
黒田村は北辰信仰がさかんであった.1218年ごろ、星が落ちて野原が焼け、そのため黒田という
地名になった.星が落ちたところには、豪族妹尾氏により、星尾明神というほこらが作られた.
1324年ごろ、星尾明神に祈って病気がなおった妹尾氏により、亀甲山山頂に星尾神社が作られた.
また、八日市の高星神社も星が落ちたところにできたという.別の説では1つの流れ星が分かれて落ちた
ところに星尾明神、星尾神社、高星神社ができた.なお、美星町の名は戦後の造語である.
[星座山:山口県] 18
527mの柳井市近くの山.名前の由来は不明.
[降星:山口県] 19
金指正三[星占い・星祭]青蛙房
推古17年、周防の都濃郡青柳浦の松ノ木に大星が降り、7日7晩輝いた.神のおつげがあって、異国の
太子が来日され、その守護のために北極星が降臨したものだという.(異国の太子来日伝説も付随するが
後代のねつ造である)村人は祠をたて、どの星を北辰尊星大菩薩とあがめ、浦の名前は降松になった.
祠は後、桂木にうつり、さらに高鹿垣にうつった.しかし山頂の社祠が神光できらめき、船がまぶしく
て困ったので、鷲津山に移った.これが鷲津妙見宮であるという.
[七夕の始まり:鹿児島県] 20
男が山で羽衣を拾い、それを隠して天女を嫁にし、3名の子をもうける.ところが子どもの子守歌で
羽衣を見つけた天女は天に帰る.男も妻を追って綱で天にのぼったが、天女の父に難題をふきかけられる.
天女のはからいで次々解決するが、最後の1つは自力で解決しようとする.すると大水が出てしまい、
家も天女も流される.7月7日だけ、川の両岸で会えるようになった.
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[槍をもった星:香川県] 21
日本児童文学者協会[どんな民話が聞きたい?]偕成社
長者に7人息子がおり、隣家の貧しい家に1人息子がいた.何をやらせても、旅の不思議な僧の助けで
貧乏な家の子が勝つ.7人は怒って、長男が槍をもち1人息子を追う.気の毒に思ったお日様が、子ども
達を天にあげて北斗七星と子の星にした.
[星の窟・徳島県生比奈村] 22
高木敏雄[日本伝説集]宝文堂 柳田国男「日本の伝説」新潮文庫
星谷という土地に星の窟という岩窟がある.中に磨崖仏が多数掘られている.昔村に星が落ちて、
お坊さんが岩でとじたと言うが、その星は同岩窟にはない.
この村より北に、星の寺というお寺があり、
そこに星を移したともいう.岩窟の前の楠を切ろうとした者がたたられたので、斧のあとの上に不動明王
の半身を彫った.
[星石山:徳島市] 45
星谷というところに岩屋あり,そこに星降れり、すなわちここを星石山とする名く,と地方の文献
にあるそうだ.石というところが隕石っぽいですね.
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[学行院の日光・月光菩薩:鳥取県岩美郡] 100 "鳥取県の歴史散歩",山川出版
日光・月光菩薩像はあちこちにあるが、ここのは,手に兎が中に描かれた月輪と,カラスが中に描かれた日,輪を持っている.これは仏教ではなく中国の伝承.仏像は11世紀の作らしいが,持ち物はあとで付け足された.
[星上山・星の池:島根県八雲村] 101 塩野米松,"月刊SkyWatcher",立風書房
730年,海で嵐にあった漁師が,山上の光の方に漕いで助かった.翌日光が出ていたところにいくと,池があってそこに輝く観音様が現われた.そこが星の池で,山は星上山という.星の池は現在はわき水だけらしいが,そばに星上寺と冨夜乃神社があり,妙見宮となっているそうだ.
[三滝神社:島根県太田市] 102 塩野米松,"Sky Watacher"
877年に天から奇石が2個落ちてきたので、祠を作り祭ったという記録がある神社.ところが別の神社と合併してしまい,祠の場所から神社本体は移動してしまった.元の神社の場所には祠がいくつかあるが隕石はない.
[加茂神社:鳥取県倉吉市] 103 "日本伝説大系・山陰編",みずうみ書房
神宝の一つに星石というものがある.貞享年代に天より降った石で、古語[星落ちて石と生まる]から、星石と名付けたとある.
[阿陀宣大明神:鳥取県米子市] 104 "日本伝説大系・山陰編",みずうみ書房
[宝石という石三個あり、天より降りし由崇拝す]と「伯嗜志」にある.
[冷昌寺:島根県江津市] 105 "日本伝説大系・山陰編",みずうみ書房
島星山の中腹にある寺で,ご神体は874年に川におちた隕石だという.
[松崎神社:島根県松江市] 106 "日本伝説大系・山陰編",みずうみ書房
[雲陽誌]という書物によると、この神社の神宝に、延宝7年に掘り出された石がある. 古語「星隕って石となる」から神の石として、その神社の祭神ニギハヤヒ命(星の神と説明がある)として宝としたという.
(ニギハヤヒは、日本書記によれば、大和の原住民のあがめる神で、天人の象徴の天羽羽矢をもち、天から降り
立ったという.しかし神武天皇が九州からやってきて、門下に下り、物部氏の始祖となったとなっている.)
[泉水寺:岡山県津山市] 107 渡辺美和,皆尾忍,"天文と気象",1982
北辰星が降ったのを祭った妙見堂があるそうだ.北極星が降ってしまうとはすごい.
[星神社:高知県安芸郡] 108 "高知県の歴史散歩",山川出版
百手祭りという弓祭りで知られる.12名の若者が朝から夕方まで弓を射るもので、選ばれた射手は元旦から水垢離をして、巫女などの役付きとともに祭りの前2日間神社にこもり、当日は短刀をさした上下姿で登場という、今時珍しい厳粛な祭り.
星神社はデヌケ山の中腹にもあるそうだ.天体との関連は不明.
[七星剣:高知県中村市] 109 "高知県の歴史散歩",山川出版
七星剣は正倉院、法隆寺、四天王寺にあるものが知られている.幡多資料館に古くから[一宮神社の鉄剣]とよばれる、さびた剣が保存されていた.1988年、元興時文化財研究所などの調査により、「北斗七星を象嵌する七星剣」として発表された.
両鎬造の長さ81.8cmの鉄剣で、表裏に27cm,37cmという、かなり大きい北斗が描かれている.天理市の大和六号古墳出土の5世紀の鉄剣と似ているので、そのころのものと考えられているそうだ.
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[天山・星ノ岡古墳群:愛媛県松山市] 110 "愛媛県の歴史散歩",山川出版
松山市星岡町の丘陵群で、古墳も散在する.天山は、伊予国風土記では、天の香具山が、天からおちるときに2つに分かれ、その1つが天山だという伝説がある.
星ノ岡は、南北朝戦争で,幕府軍の北条時直が陣をはって地元軍に破れた所で,記念の碑が岡の上に立っている.名前の由来は不明.
[三ツ星の家紋:平戸、長門] 135 "魔除けとまじない"中公新書
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[太陽、月、星がいっしょに写る三光田:伊予] 149 インターネットの地方自治体HP他より
愛媛県の伝説。むかしある百姓が田植えをしようとして田にいったが、
あぜに穴をあけられて水がすっかりなくなっていた。ところがはしのほうの1枚の
田だけが水があって水がすんでいた。よくみると太陽、月、星が写っていた。
皆おどろき、山伏におがんでもらうことにした。山伏は「日天子、月天子、
明星天子があらわれたのだ。しめ縄をはって人をいれてはいけない]といった。
いらい、その田を三光田とよぶようになった。
(愛媛新聞、インターネット地方自治体HP他より)
[月の輪神事:安来市] 157 弓削悟「新版日本の年中行事」
島根県安来市の加茂糺神社で、8月14〜17日まで、月の輪でサメを
退治した故事にちなんだ月の輪神事が行われる。月の輪という三日月
型の行灯に2本の紙幡をたてたものを女性たちが掲げて歩く。男性は
長い竿に弓張り提灯をつけたものをもって歩く。
[天からふってきた石の神社:島根県飯石郡] 160 大場巌雄「まつり」学生社
天からふってきたイイシツべの命を祭っている飯石神社。ご神体
のまわりを竹のさくが囲んでいて、それが本殿かわり。別に拝殿がある。
ただ見学者によると、下の岩盤の岩がつきでているようにしか見えない、
とのこと。
[太陽、月、星を仰ぐ神社:岡山市吉備津彦神社] 165 観光関連HP他より
吉備国一宮の吉備津彦神社は、太陽、月、星、泉、巨木を仰ぎ
天津磐座磐境を神体山とし、朝日の宮と称された、と説明にあります。
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