はまぎんこども宇宙科学館/(財)横浜市青少年育成協会


宇宙・天文ニュース(つづき)



★
「2001年宇宙の旅」の作者 アーサー・C・クラークさんの死去


2005年3月28日、 スリランカコロンボにある自宅にて (出典

科学的な根拠をふまえた未来世界の描写や、宇宙における人間の存在について問いかけた深遠なテーマで世界的に知られる SF映画 「2001年宇宙の旅」。 その脚本執筆 (スタンリー・キューブリックさんとの共同執筆) もてがけた、世界を代表するSF作家 アーサー・C・クラークさんが、 移住先のスリランカの病院、アポロ・ホスピタルで、呼吸困難から、現地時間2008年3月19日01時半(日本時間同日05時)に死去されました。90歳でした。

クラークさんは、静止軌道を 使った通信衛星のアイデアを 1945年にイギリスの無線通信分野の雑誌に発表しています。 これは世界初の人工衛星打ち上げの12年前であり、 通信衛星が初めて静止軌道にのる19年前のことでした。

70冊をこえるクラークさんの著作によって、世界観や想像の世界を広げたかたも多いのではないでしょうか。

作品一覧
作品一覧

クラークさんは、人類が他の知的生命体と交信する時代がくるのを楽しみにしていたようですが、 太陽系外惑星の検出や観測は現在大きく進展を見せています。 地球に似た惑星発見のニュースを聞く日も遠くないでしょう。

資料





★ 新しい周期に入った太陽黒点がついに出現!


新しい周期太陽黒点がついに出現!
Courtesy of : SOHO (ESA & NASA)





★ 2008年1月30日に火星に接近する小惑星


2007年12月 地球に接近の頃の火星 (ハッブル・スペース・テレスコープによる)
Credit: NASA, ESA, the Hubble Heritage Team (STScI/AURA), J. Bell (Cornell University) and M. Wolff (Space Science Institute)

2008年1月30日に火星に接近する小惑星の軌道
Credit: NASA/JPL




★ 中国の月探査機「嫦娥」


中国初の月探査機「
嫦娥1号」 (じょうが: 中国語読みでは「チャンア」)が、2007年10月24日19時05分、 中国南西部四川省西昌衛星発射センターから 3段式「 長征3号Aロケット」で 打ち上げられました

同日19時29分には、約2.3tの機体が、上段ロケットから切り離されました。 その後、地球を周回しながら軌道を修正し、 10月31日には月へ向かう軌道に入ります。

11月5日12時37分には、月をまわる軌道に入りました。 その後も軌道の修正を行い、 月上空約200kmをまわる周期127分の軌道から、月の写真撮影、表面の組成調査などを行います。

嫦娥1号による最初の月面画像


使命を終えた嫦娥1号に対し、2009年3月1日16時36分に地上から減速指令が与えられ、同日17時13分、嫦娥1号は、 月の 「豊かの海」、 南緯1.50度、東経52.36度に落下しました。 (資料: 1 2 3 4


★ 月に住むという嫦娥について:

★ 嫦娥1号の大きさなど
★ 嫦娥1号の観測機器

★ China's Lunar Exploration Program
★ China Launches Its First Moon Orbiter








★ 月探査機「かぐや」


2007年9月14日10時31分01秒に打ち上げられた日本の月探査機「かぐや」(セレーネ)最新情報

「かぐや」の月面落下2009年6月11日03時25分の落下
「かぐや」の地形カメラによる最後の立体視動画
地形カメラ等による制御落下軌道の立体視動画等の作成の成功について
ハイビジョンカメラによるラストショット画像

「かぐや」の定常運用終了と後期運用計画「かぐや」の成果「かぐや」のこれまでの主な科学的成果

「かぐや」観測データの一般提供開始

セレーネの愛称募集選考結果 〜  「かぐや」に決定!
ぐや、のように、「か」にアクセントをつけて呼んで下さい)



提供 三菱重工業株式会社
打ち上げられた「かぐや」

打ち上げのようす(動画: Courtesy of JAXA) / 打上げ写真集


種子島宇宙センター 周辺の現在の様子

「かぐや」の現在位置





Courtesy of JAXA
月探査機「かぐや」は、高さが約5m.燃料を含めた重量は約3tです。
2つの小型探査機が(写真の機体てっぺんに、地球と通信する大きなアンテナのそばに) ついており、月をまわる軌道上で本体と分離します。 (機体図解データなど

「かぐや」の月までのみちのり
Courtesy of JAXA



月をまわる「かぐや」(想像図)
Courtesy of JAXA


月がどのようにしてできたのか、どのようにして現在のようになったのか。 15種観測装置を搭載し、 月のなぞにせまるデータの集めるのが 「かぐや」です。

月をまわる軌道から地球を観測する装置ハイビジョンカメラも積まれ、美しい映像も送られてきます。 (15種の観測機器についての解説




「かぐや」から撮影された地球
提供:JAXA/NHK

2007年9月29日、 地球から約11万kmの距離から、ハイビジョンカメラで撮影された地球。 右下に、南アメリカの西岸が写っています。

地球からこれほど離れた場所でハイビジョンカメラが使われたのは、 今回が初めてです。

「かぐや」から撮影された月面(北極付近)
提供:JAXA/NHK

2007年10月31日、ハイビジョンカメラで撮影された月の北極付近。

10月31日にハイビジョン撮影された映像

高度約100kmの軌道をまわる「かぐや」からは、地平線上に、およそ600km遠方の月面地形が見えていることになります。(比較:横浜−広島間が約670km)


「かぐや」から撮影された「地球の出」
提供:JAXA/NHK

2007年11月7日、 地球から約40万kmの距離から、ハイビジョンカメラで撮影された「地球の出」。月の北極付近の地平線から地球が昇っていきます。 地球には、アラビア半島やインド洋などが見えています。

ハイビジョンカメラで月の地平線から昇る「地球の出」が撮影されたのは、今回が初めてのことです。

「かぐや」から撮影された 「地球の入り」
提供:JAXA/NHK

2007年11月7日、 地球から約40万kmの距離から、ハイビジョンカメラで撮影された「地球の入り」。月の南極付近の地平線に地球が沈んでいきます。 地球には、オーストラリアやアジア大陸などが見えますが、南極が上になっていることに注意してください。

2007年11月7日にハイビジョン撮影された映像


2008年4月6日のハイビジョンカメラによる「満地球の出」撮影

2008年9月30日のハイビジョンカメラによる「満地球の出」撮影


★「かぐや」ハイビジョン広角カメラによる映像(2008年7〜10月に撮影)

★ ハイビジョンカメラがとらえた地球 地球のダイヤモンドリング

★ ハイビジョン広角カメラによる映像 -地球の入り-

★ ハイビジョン広角カメラによる映像 -地球の出-

「かぐや」ハイビジョン映像検索



11月3日「かぐや」の 地形カメラでとらえられた画像(動画からの切り出し)
Courtesy of JAXA  (月面上に示されたメッシュの間隔は1km)


15種類の観測機器について、ほぼ計画通りの 確認結果が得られ、2007年12月21日から定常観測開始


「かぐや」ハイビジョンカメラによる映像-元日の「地球の出」-


2009年2月9日の半影月食時、 月では日食となり、かぐやが ハイビジョンカメラで撮影









「かぐや」による月の重力場の測定について:1 2

2007年11月6日「かぐや」による月の裏側の重力場の直接観測成功

2007年11月3日 「かぐや」の 地形カメラおよびマルチバンドイメージャによる観測成功

2007年11月3日「かぐや」のスペクトルプロファイラによる観測成功

2007年11月26日の月周回衛星「かぐや(SELENE)」のレーザ高度計による観測結果、および 2007年11月20〜21日の月レーダサウンダー(月地下探査)による観測結果について

「かぐや」のガンマ線分光計(GRS)の観測データ異常について(2008年2月21日以降の観測データ)

レーザ高度計の観測データによる月面地形図
(従来データの10倍、約600万点の月の高さを計測)

月探査機「かぐや」による月全球の地形データをもとに作成された月球儀

月の裏側での重力の強弱 - 新しい知見

「かぐや」による月面地形高度測定について

「かぐや」の地形カメラによるアポロ15号の噴射跡の観測

「かぐや」の地形カメラによる南極シャックルトンクレータ内の永久影領域の水氷存在に関する論文

月の裏側のマグマ噴出活動の長期継続に関する論文のサイエンスへの掲載について

米「サイエンス」誌が「かぐや」特集号

「かぐや」(SELENE)サイエンス特別編集号について(PDF:2.62MB)

日本の月探査機「かぐや」の初期成果〜月の起源と進化の謎にせまる〜

「かぐや」の成果続々!(2008年12月3日の宇宙開発委員会での報告)
月周回衛星「かぐや(SELENE)」の状況について(2008年12月3日の宇宙開発委員会での報告)


「かぐや」の成果「かぐや」のこれまでの主な科学的成果


回転する月の動画

「かぐや」が見た月の地形(最新版)

HDTV静止画のスライドビュー

パノラミックビュー(ティコクレータ)

月の全球形状および極域地形図 1

月の全球形状および極域地形図 2

月の全球形状および極域地形図 3

月の裏側の重力場 1

月の裏側の重力場 2

月の裏側の重力場 3

月全球の重力異常データ

シャックルトンクレータ(1/4)

シャックルトンクレータ(2/4)

シャックルトンクレータ(3/4)

シャックルトンクレータ(4/4)

「かぐや」の飛行計画解説ビデオ

「かぐや」の月探査計画解説ビデオ

「かぐや」動画・ビデオ集

「かぐや」画像ギャラリー

「かぐや」 プロジェクトの映像配信を行うチャンネル

みなさんの名前とメッセージが探査機とともに月へ!2007年2月末締め切られました


月周回衛星「かぐや(SELENE)」の概要

月周回衛星(SELENE)概要について

平成19年度夏期ロケット打上げ及び追跡管制計画書

月に願いを!

月周回衛星「かぐや」

月周回衛星「かぐや」SELENE

かぐや(Wikipedia)

かぐや(SELENE)の科学

教材用資料『「かぐや」が見た月のすがた』

SELenological and ENgineering Explorer (SELENE)


「かぐや」ミッションマークについて

「かぐや」のペーパークラフトや解説パンフレット

「かぐや」のペーパークラフトにさらに手を加えて、より本物らしさを追及


月のナゾにせまる!「かぐや」(SELENE)

月周回衛星「かぐや(SELENE)」プレスキット

SELENE計画の目指す統合サイエンス: 月の科学

「かぐや」への応援メッセージ

「かぐや」に関するよくある質問


世界が再び月へ!〜今なぜ人類は月を目指すのか?


月リンク集


科学館で見られる「かぐや」ハイビジョン映像

2009年夏、 JAXAから科学館へ送られた感謝状



「おきな(リレー衛星)」、「おうな(VRAD衛星)」の運用終了について

「おきな(リレー衛星)」は、月の裏側の重力場の観測を終えた後、2009年2月12日19時46分頃、月の裏側に落下しました。

「おうな(VRAD衛星)」は、「かぐや」の落下以降も、重力場の観測を行ってきましたが、それも 完了し、2009年6月29日21時08分頃、運用を終了しました。




★ 火星探査機「フェニックス」


試験中の火星探査機「フェニックス」
Credit: NASA/JPL/UA/Lockheed Martin

フェニックス探査機の火星到着後の画像など

火星探査機「フェニックス」
Credit: NASA/George Shelton

(上の写真)ロケット先端部の覆いのなかの写真です。
3段目ロケットにフェニックス探査機が取り付けられています。カップケーキのようなものは、エアロシェルとよばれ、 火星大気突入時の高熱から探査機を守る耐熱シールド(淡い茶色部分)と保護カバーであるバックシェル(白い部分) からなっています。


火星に着陸した「フェニックス探査機」(想像図)
Credit: NASA/JPL-Caltech/UA/Lockheed Martin

「フェニックス探査機」(想像図・しくみ)
Credit: NASA/JPL-Caltech/UA/Lockheed Martin

350kg、直径1.5m(両側に展開する太陽電池板を含むさしわたし5.52m)、 気象観測用マストのてっぺんまで 高さ2.2m の「フェニックス探査機」には、 7つの観測装置が備えられています。

「フェニックス探査機」には、2000年に計画が中止された 「マーズ・サーベイヤー2001」の機体が 使われ改良されました。これまでの探査計画で開発された機器も再利用されています。 まさに、不死鳥のようです。 (資料



「フェニックス探査機」の地球から火星までの経路
Credit: Phoenix Mission, University of Arizona

3段式デルタIIロケットで 打ち上げられた後、80分ほどで、3段目ロケットから分離し、探査機は火星へ向かいます。


秒速5.7kmの猛スピードで火星大気に突入します。
機体が重すぎるため、
エア・バッグは使えません。


火星大気圏突入の約7分前(信号が地球に到着する時間で2008年5月26日08時39分)、火星までの飛行中に軌道修正を行っていた クルーズ・ステージという部分が切り離されます。

火星表面から高さ約125kmで、火星の希薄な大気圏に、秒速5.7kmで突入します。 (地球への信号到着時間で08時46分33秒)

高度41kmで耐熱シールドは1420℃にも達します。

マッハ1.7 まで減速し、パラシュート展開(地球への信号到着時間で08時50分15秒(±約13秒))
耐熱シールドが、探査機本体から分離(地球への信号到着時間で08時50分30秒(±約13秒))
探査機の脚が展開(地球への信号到着時間で08時50分40秒(±約13秒))
地上までの距離などをはかるため、レーダーを起動(地球への信号到着時間で08時51分30秒)
バックシェルとパラシュートが探査機本体から分離(地球への信号到着時間で08時53分09秒(±約46秒))

その直後(高度約914m)、ロケット噴射によって減速開始

着地直前には、秒速約2.4mになっているでしょう。探査機の脚の部分に取り付けられたセンサーが着地を感知すると、エンジンが とまります。

約10ヶ月間、およそ6億8千万kmの旅を経て、2008年5月26日08時38分32秒(±約46秒)に火星に着陸する予定。 その信号が地球に届くのが15分20秒後の、08時53分52秒(±約46秒)になる予定です。

太陽電池板を広げはじめるのが(信号到着時間で)09時13分

実際の火星着陸(信号到着時間)は、2008年5月26日08時53分44秒でした。
(資料:1 2 3 4 5NASA‐TV


フェニックス探査機の火星到着後


「フェニックス探査機」の火星到着から着陸まで
Credit: NASA/JPL


打ち上げから火星到着までのアニメーション


「フェニックス探査機」の着陸予定地点
Credit: NASA/JPL

「フェニックス探査機」の着陸予定地点
Credit: NASA/JPL-Caltech/Univ. of Arizona

マーズ・レコネサンス・オービターが撮影した、 「フェニックス探査機」の着陸予定地点。 北緯68.3度、東経232.9度を中心とした 広域画像の一部分です。

さしわたしは約250m。散在する岩が見えます。 幅2m程度の浅い溝や亀裂による、独特の地形模様は、地球の 永久凍土でも 見られます。 多角形のような模様の大きさは、10〜20m程度。 (資料: 1 2 3 / 多角形模様のできかたについて 1 2 3 4 5


着陸予定地点は、広く平坦な低地であり、「グリーン・バレー」(Green Valley)と非公式によばれています。 マーズ・レコネッサンス・オービターによる画像の分析から、岩の少なそうな(しかも地下に豊富な氷が ありそうな)安全な着陸目標地点を設定し、 探査機の軌道修正を行いました。(2008年4月10日. 資料


「フェニックス探査機」の着陸予定地点(土地の高低を色分けした図.赤が高く、青が低い土地)
Credit: NASA/JPL-Caltech/Washington Univ. St. Louis/Univ. of Arizona  Dと書いてある場所が着陸予定地点 (地球上でいえば、このあたりの緯度経度

着陸地として選ばれたのは、H2O の氷が土壌のなかに多く含まれる、と予想されている 地域です。 (北緯68.16度 東経233.35度 / 資料 1 2 と 関連ニュース:火星の地下に眠る氷


これまでの火星探査機着陸地点との比較火星探査機着陸地点

地形図にかかれた着陸予定地点

(最大の楕円内に着陸する確率は99%。最小の楕円内に着陸する確率は66%)

上図に、大きな岩の多い地域、少ない地域を記入

(幅1.5m以上の岩がほとんどないのが緑で示された領域)

マーズ・レコネッサンス・オービターが 撮影したフェニックス着陸予定地点の中央付近

岩の多い地点(北緯68.5度東経231.8度)と比較してください




長さが2.35mもある機械の腕をのばして、土壌をすくいとり、 機体の分析器 (MECATEGA) にかけます。 0.5mほどの深さまで掘り下げることができるかもしれません。

地球上の地層と同じく、 下の層ほど、過去のようすがわかるでしょう。 それぞれの深さの水(H2O)が、空から降ってきたのか、地下から上昇してきたのか、 それは液体だったか、氷だったか、水蒸気だったか、など、北極付近における 水の歴史についての解明がすすめられることでしょう。

関連ページ


過去およそ10万年間においても、火星は、 軌道のかたちの変動、そして 軌道面に対する自転軸の傾きの変動によって、 気候が大きく変化していったようです。
生物にとって有害な太陽紫外線が届かない、 極地の地下では、生物の生存に適したような環境が一時的にできたかもしれません。

「フェニックス」では、土壌アンプルを採取し、 有機化合物 があるかどうかなどの分析も行います (分析器: MECATEGA関連ページ

「フェニックス」は、生物が存在するかどうかを調べる装置を積んでいるわけではありません。 生物が存在できる条件がある(あった)かどうかを見極めるのが目的のひとつになっています。

光学顕微鏡もあり、0.01ミリくらいのものまで識別できます。 さらに、原子間力顕微鏡(Atomic Force Microscope; AFM)も備え、 10万分の1ミリまで識別できます。(参考

いくつもの層で H2O がどのようになっているか、生物がいた(いる)可能性 が見つかるかどうか、などが注目されます。

火星到着後、約3ヶ月間の探査を予定しています。 (資料:1 2 3 4 5 6

各種の測定項目



応募した 25万人の名前を記録した ミニDVDも取り付けられています。 こんな内容もおさめられています。



「フェニックス探査機」打ち上げ前の写真
「フェニックス探査機」打ち上げ前のパノラマ写真: 1 2 3 4 5 6


打ち上げ場面の動画
Credit: NASA

NASAの火星探査機「フェニックス」は、2007年8月4日18時26分34秒、 アメリカ、フロリダ州ケープカナベラル から、 3段式デルタIIロケット (約230t、高さ約40m)で打ち上げられました。


 打ち上げられた「フェニックス探査機」
Credit: NASA/Sandra Joseph and John Kechele

その他の「フェニックス探査機」打ち上げ写真

(資料:1 2 3 4 /打ち上げ見学案内



NASAテレビをインターネットで!


「フェニックス探査機」の現在位置



フェニックス探査機の火星到着後


資料


関連ページ





★ 火星表面を移動する2台の探査機 〜 砂嵐で探査活動一時ストップ


軌道上から撮影されたヴィクトリア・クレーターの縁
Credit: NASA/JPL/University of Arizona

2004年1月に火星表面に到着したアメリカの火星探査機2つのうち、 「オパチュニティ」は、着陸地点である イーグル・クレーターから、 9.28kmの道のりを経て、 火星の951昼夜(火星での1昼夜日の長さ)目にあたる、2006年9月27日、 直径約800mのヴィクトリア・クレーターのふちに到達しました。

ヴィクトリア・クレーター全体を含む画像

このクレーターのふちにたたずむオパチュニティのすがたは、 2006年3月から火星をまわる人工衛星となったマーズ・レコネサンス・オービターからも 撮影されました。297kmの距離からの画像です。(上の画像) オパチュニティが移動した跡も "Rover tracks" として示されています。


2006年9月26日(SOL 951)から2007年6月24日(SOL 1215)までのオパチュニティ移動経路
クレーター内部を調べながら、 ヴィクトリア・クレーターを、約9ヶ月かけておよそ1/4周しました。


比較的なだらかな傾斜をもつ「ダック・ベイ」(Duck Bay)という愛称がつけられた場所から クレーター内部に入る計画です。

ところが.......



塵で暗くなった火星の空
Credit: NASA/JPL-Caltech/Cornell

2007年6月も終わる頃から、火星では、局地的な砂嵐がいくつも発生しています。 巻き上げられた砂塵によって火星の大部分がおおわれています。 火星表面を探査している2台の探査機の太陽電池板にも、 太陽光が十分とどかなくなり、 大気が透明になるまで、電力をあまり消費しないよう移動や探査活動をひかえています。

このページには、火星をまわる 人工衛星「マーズ・オデッセイ」の 赤外線 観測装置(THEMIS) がとらえた、火星大気透明度の画像(上から新しい順)がでています。
火星地図上で、青が大気が澄んでいる場所、赤はかなりの塵におおわれている場所です。

上の画像は、オパチュニティから撮影された火星の空 です。2007年6月14日(左)から30昼夜にわたる期間中の5枚です。上に示された数値は不透明さを あらわしています。

マーズ・レコネサンス・オービターから観測された 火星大気の透明度変化


(資料: 1 2 3 4 5 6


2台の火星探査機の移動経路「スピリット」の移動経路「オパチュニティ」の移動経路

「スピリット」「オパチュニティ」(Wikipedia)

火星リンク集

いまの火星はどの星座のどのあたり?

火星の出没・南中時など(国立天文台・天文情報センター暦計算室)

万能プラネタリウム

現在の太陽系惑星配置





★ 明るくなったマクノート彗星


日没直後のマクノート彗星(2007年1月10日)
Photo Credit: Greg Owen, Rochester, WA U.S.A. (Jan. 10, 2007)

太陽に接近したマクノート彗星 (動画解説
Credit: SOHO/LASCO (ESA/NASA)

南米アルゼンチンからのマクノート彗星(2007年1月18日)
Photo Credit: Roberto Solans, Villa La Angostura, Northwestern Patagonia, Argentina. (Jan. 18, 2007)

南米アルゼンチンからのマクノート彗星(2007年1月20日)
Photo Credit: Graciela Pierre, Buenos Aires, Argentina. (Jan. 20, 2007)

オーストラリア、キャンベラからのマクノート彗星(2007年1月21日)
Photo Credit: Anthony Caffery, Canberra, Australia. (Jan. 21, 2007)


オーストラリア、 サイディング・スプリング天文台ロバート(ロブ)・マクノートさんは、 口径50cmのシュミットカメラ を使って、地球に接近する 小惑星彗星の捜索観測を行っています。

2006年8月7日、そうした観測の中で、 へびつかい座方向 (さそり座寄り)に17等という暗い彗星 を発見しました。彼による31個目の彗星発見でした。

発見時の写真など


このマクノート彗星(符号 「C/2006 P1」 というのがこの彗星の正式名称. 彗星の符号について ) は、その後、太陽に近づいていき、2007年1月13日04時頃には、 太陽から約0.1707天文単位まで接近しました。 地球に最も近づくのは1月15日20時頃、そのときの地球から彗星までの距離は約0.8169天文単位です。 (比較:太陽水星間が 0.313〜0.459天文単位)


マクノート彗星写真集: 1234567

マクノート彗星の光度変化グラフなど
マクノート彗星の明るさ(等級)の観測報告 (明るさは全光度

マクノート彗星の立体軌道図・軌道要素
マクノート彗星の軌道要素・予報位置


その マクノート彗星が、 夕方、日没後30分前後の西、かなり低い空に見えていました。 ( 明け方の東、かなり低空にも

日没後、南西〜西南西の空に、まず明るい金星を肉眼で見つけ、次に、双眼鏡を使って 地平線からの高度数度付近の位置をたどっていきます。

日没頃の金星と彗星の間のおよその角度は、10日が19度、11日が17度、12日が15度となっていました。 角度10度はこれくらい

1月10日、科学館屋上から双眼鏡で尾も確認できました。さらに、太陽最接近の翌日である1月14日の昼間、 科学館屋上の望遠鏡(口径25cm)で、55倍の倍率の視野の中に彗星の光点を確認しました。  明るい薄明の低空や昼間の空に見えていたことからも、彗星が非常に明るかったことがわかります。 1935年以降に観測された彗星の中でも、記録的な明るさになっているようです。 (資料


地球から太陽方向へ約150万kmいった宇宙空間から太陽を観測している 「SOHO」(ソーホー)。太陽の コロナを 観測するため、まぶしい太陽本体をおおってしまうという特別な望遠鏡、コロナグラフも 3台(それぞれC1,C2,C3とよばれています)積まれています。 最も視野が広いC3では、太陽が32個並んでしまうほどの(太陽を中心に8度)視野になります。 太陽を中心に、およそ直径4500万kmの範囲(水星軌道直径のざっと半分程度)の空間に入る彗星は、 C3の視野に入ってきました。


今回のマクノート彗星が太陽に接近するころ (1月12日19時頃〜1月16日12時頃まで)には、 C3の視野を、左上から下方へ通過していました通過予測経路(予測経路中の時刻は世界時.プラス9時間で日本時) / 資料

C3の 最新画像にしめされている 観測日時は世界時(UT)です。プラス9時間で日本時になります。 かくされている太陽は白い円で示されています。この頃、太陽の左に見える明るい天体は 水星 です。

最新および最近のC3画像
2007年中に、C3の視野を横切る惑星や彗星


2006年10月26日に打ち上げられた、 NASAの太陽観測機「STEREO」 (Solar TErrestrial RElations Observatory)は、ほとんど同一の2つの観測機からなりますが、その一方である STEREO B観測機のカメラが マクノート彗星を撮影しています


太陽接近後、マクノート彗星は太陽から離れていきましたが、その頃、南半球の国々から観測しやすくなっていました。 (資料

南米チリからの写真ドイツとチリからの写真オーストラリアからの写真南半球からの写真・他

マックノート大彗星メモリアル(AstroArts)
彗星のいる風景〜歴代彗星ギャラリー(AstroArts)




関連ページ





★ 冥王星は惑星か 〜 「惑星」の定義(採択された定義はこちら






★ 30年前の火星着陸


バイキング着陸機
Credit: NASA

2006年から、30年前にあたる1976年7月20日、 火星を探査する「バイキング1号着陸機」が 火星着陸しました。 (着陸時の質量は約600kg. 幅約2.8m 人との大きさ比べ / (着陸の翌日に撮影された火星の表面

バイキング2号着陸機からの写真
Credit: NASA パラボラアンテナは地球に向いています

同年9月4日には、 「バイキング2号着陸機」が 火星着陸しています

1号2号、 2つのバイキング着陸機によって、約4500枚もの火星表面画像が 撮影され、 同じく 1号2号、 2つのバイキング軌道周回機によって、 5万枚以上にのぼる火星表面の画像(火星全表面の97%)が送信されました。

これらの探査機による火星の調査は1982年に終了しています。



クリセ平原に降りた バイキング1号着陸機の姿を 火星の人工衛星となった「マーズ・グローバル・サーベイヤー」のカメラがとらえました!

マーズ・グローバル・サーベイヤーがとらえたバイキング1号着陸機
Credit: NASA/JPL/Malin Space Science Systems

着陸機からの画像に写っていた、クレーターの方向を手がかりに求められた 着陸推定位置(左画像の黒い線の交点)と、さらに検討が加えられ、 見直されたあとの着陸推定位置(左画像の白い線の交点)。
右には、その地点の拡大画像が示されています。矢印の先に 着陸機と見られるものがかろうじて写っています。 中央には、着陸地点から見たいくつかの地形が示されています。


(関連ページ:火星探査 Viking program On Mars: Exploration of the Red Planet. 1958-1978 Viking 30th Anniversary



★ 太陽黒点数 〜 今後の予報


過去12周期の太陽黒点数の観測(上のグラフ)と予報計算結果(下のグラフ)
Figure by Mausumi Dikpati, Peter Gilman, and Giuliana de Toma, NCAR

およそ11年ほどの周期で増えたり減ったりしている太陽黒点数ですが、 最近では1996年に最も黒点数が少なくなり、2000年に最も多くなりました。 (資料

そして、2006年は再び黒点極小期になっているようです。黒点数の増減を予測する最新の計算モデル (過去8周期について、98%以上の正確さで観測と一致するモデルです)によれば、 2007年後半〜2008年前半には、また黒点数はしだいに 増加していき、2012年頃に極大を迎えそうです。 (資料

関連ページ:リアルタイム太陽画像


2007年4月25日発表の予想


予報の更新:次期太陽活動の極大は2013年5月という予報が出ました。(2009年5月8日)

(資料: 1 2




★ 火星の火山活動の跡



Credit: NASA/JPL-Caltech/Cornell/USGS

2004年1月に火星に着陸した 2つの火星探査機のひとつ、「スピリット」が、2006年1月28日(着陸から数えて、 火星の736昼夜目)に顕微鏡で撮影した画像です。

(上の写真.幅は3cm)スポンジ状の岩石は、地下で融けていた岩石(マグマ)に含まれていたガスの泡のあとであると 考えられています。 (失敗お菓子に見る火山の世界

この岩石は、コロンビア丘陵地(Colubia Hills)の近くにある Inner basin という盆地で 見つかりました。(Inner basin 付近の画像 Credit: NASA/JPL/MSSS/USGS



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