はまぎんこども宇宙科学館/(財)横浜市青少年育成協会


ニア・シューメーカー探査機 がとらえた小惑星エロス - 2000.8/30更新
- 時間まで表記されている場合は日本時間
All NEAR images Credit: NASA/JHUAPL


異なる向きの溝
英文解説

2000年6月18日に、高さ51kmから撮影。画面横幅は約1.9km。
エロスの表面には、ひっかいたような溝が多くみられるますが、これもそんな
溝の多い領域の写真です。

周囲の溝の方法とは明らかに違う方向を向く溝があります。(矢印の先)
この溝は周囲の溝よりあとになってできたもののようです。


巨大岩
英文解説

2000年6月20日に、高さ51kmから撮影。画面横幅は約1.9km。
岩も多いエロスの表面ですが、中央の直径700mのクレーターのなかに
とくに大きな岩が4つあります。その最大のもの(中央の岩)はおよそ100m
もの大きさがあります。これほどの岩は、エロスの表面にめったに見つからないでしょう。


地平線上の岩
英文解説

2000年6月19日に、高さ51kmから撮影。画面横幅は約1.9km。
矢印の先にある岩は、高さが約30mあり、右方向に大きくせりだしています。


明暗境界線付近
英文解説

2000年6月19日に、高さ51kmから撮影。画面横幅は約1.9km。
太陽光があたっている昼の領域と夜の領域の境付近です。
水平方向に近い角度で太陽が照らすため、影がのび、クレーター内部の地形は
見えなくなっています。


圧倒されるようなエロスの変形
英文解説

2000年6月20日に撮影された写真です。

エロスの形が大きく曲がっている「」の部分です。


明るい物質
英文解説

斜面やクレーターの壁面に、周囲よりも明るい色彩に見える物質が
斑点のように、あるいは帯のように見られることが、
エロス周回軌道にのってまもなくみつかりました。

これは2000年6月16日に50kmの高さから撮影された写真です。
中央上にあるクレーターを見ますとクレーターの壁面に明るい物質が見られます。
そして、画面下半分を横断するように、明るい物質がへびにようにうねって
います。(画面の横幅は約1.9kmあります)

地面の下にある物質が露出して明るく見えているのかもしれません。


「鞍」の内部
英文解説

」の南部の写真です。
2000年6月17日に、51kmの高さから撮影されました。
小さなクレーターがほとんどないですし、大きなクレーターでも
クレーター内は平らになっており、ふちもあまりくっきりしていません。

小天体が衝突し、飛び散ったレゴリスがふるい地形を
覆ってしまうため、このような特徴が見られるのかもしれません。

画面の幅は約1.9km。


「鞍」の内部
英文解説

」の内部の写真です。
2000年6月19日に、51kmの高さから撮影されました。
「鞍」の内部壁面には、あかるい色調のレゴリスによる縞模様が
見られます。
地表下の物質が露出している部分かもしれません。

地球の表面とちがって、月や小惑星の表面は大気に覆われていません。
地球の場合は、風雨や生物が地表のようすを変えてしまいますが、
エロスでは、表面が宇宙空間にむき出しです。
大きめな天体による衝突はまれでしょうが、微小天体の衝突は少なくなかったでしょう。
そうした微小な衝突や、太陽風、あるいは太陽の強烈な紫外線エックス線によって、
表面の物質に変化が起こってきます。
月面物質の研究から、やがて暗い色調になると見られています。

(「スペース・ウェザリング」(宇宙空間での風化について詳しくはこちら
あるいはこちらをごらんください)

画面の幅は約1.9km。


大クレーターの南西
英文解説

直径5.3kmの大クレーターの南西部です。
2000年5月14日に、50kmの高さから撮影した8コマの画像を合成したものです。
右上に、その大クレーターの一部が写っています。明るい色調から、比較的
最近露出したレゴリスであると推測されます。

画面の幅は約4kmです。画面中央寄りにならぶ2つのクレーターは
いずれも直径1kmほどです。左側のクレーター内には、大きな岩がころがって
います。エロス表面では大きいほうで、90m以上ありそうです。


「鞍」の南部
英文解説

2000年5月17日に、49kmの高さから撮影された7コマの画像を
合成したものです。

」の南部が写っています。
大きくカーブしたくぼみが2本と、左下の明るい地域が目立ちます。
くぼみの幅は広いところで400m近くあります。
この明るい地域は、数1000km離れたところからでも目立つほどです。


レゴリスの色
英文解説

2000年6月14日に、50kmの高さから撮影されました。
クレーター内のレゴリスの性質を調べるため、
直径5.3kmの大クレーターのカラー撮影が行われました。

この写真は実際の色彩ではありません。赤みのある部分は、
スペース・ウェザリング」で物質が変化した岩やレゴリスの部分です。
青みがかっている部分は、比較的新しく露出したと見られる部分。


「溝」の古さは?
英文解説

2000年6月29日に、51kmの高さから撮影されました。

古い地形の上に新しい地形が重なるというルールでこの写真を見ますと、
画面を横切る「溝」は、輪郭もはっきりしないようなクレーター(中央上)の
上を横断していますから、このクレーターより新しい地形、ということに
なります。

いっぽう、「溝」の上にできているクレーターもあります。(中央右)
それらは、「溝」よりさらに若い地形、ということになります。


接近して見た「溝」
英文解説

2000年7月10日に、41kmの高さから撮影されました。
画面右上から左下にかけて、「溝」が横切っています。
今後、さらにこうした「溝」の接近画像が集まれば、どのようにして
このような地形ができたかについて手がかりが得られるかもしれません。


レゴリスだまり
英文解説

2000年7月11日に、46kmの高さから撮影されました。
左下の4つの大岩は、かなり大きく、最大のものは約90mもあります。

右上のなめらかな部分は、くぼみにレゴリスがたまっているところのようです。


クレーターの縁にある大岩
英文解説

2000年7月7日に、50kmの高さから撮影されました。
何百万年もの間隔をおいて起こった、2度の衝突によると見られる、
1.6km近い長さの連結クレーター。

その衝突ではじき飛ばされたような大きな岩が、クレーターの縁に
のっています。
この写真中央に写っている岩は、40mくらいの大きさです。
写真の横幅は1.8kmです。


ごつごつの地平線
英文解説

2000年7月9日に、46kmの高さから撮影されました。
太陽がほぼ真上から照らしている風景なので、表面の凹凸が
あまり目立ちません。

地平線は、大きな岩でごつごつしています。
画面上の方に見えている、地平線上の盛り上がりは
大きな岩が埋もれているのか、それとも丘でしょうか。
その左側はほとんど垂直な崖です。
この地形は長さが約140m、崖の高さは約30mです。
写真の横幅は約1.7kmです。


クレーター内の明るい物質
英文解説

2000年7月11日に、42kmの高さから撮影されました。
画面の幅は約1.5km。

クレーター内の明るい物質がよくわかります。
まるで雪が積もっているようですね。


溝のような地形
英文解説

2000年7月5日に、51kmの高さから撮影されました。
画面の幅は約1.8kmです。

低い角度から照らされた状態なので、エロス表面をはしる溝のような地形が、
とてもよくわかります。


3つの地平線
英文解説

2000年7月12日に、38kmの高さから撮影されました。
画面の幅は約0.9kmです。

奇妙な形のエロスならではの景色です。「地平線」が3つもあるようで、
こんな場所に降り立ったら、頭が混乱しそうですね。


砂浜のような地形
英文解説

2000年7月12日に、46kmの高さから撮影されました。
画面の幅は約1.6kmです。

まるで、砂浜に雨が降ったときのような光景です。
このあたりは、小さなクレーターが少ない一方、大きなクレーターが
多いのです。大きなクレーターも、鋭い縁はなく、まるみを帯びています。
小さなクレーターがもっとたくさんあってもよさそうなものですが、
大きなクレーターができたときに飛んできた土砂で埋もれて
しまったのでしょうか。


表面に接近
英文解説

2000年7月24日に、高さ36kmから撮影されました。
画面の幅は約900mです。

この写真で識別できる最も小さな岩は、約6mです。
レゴリスが岩にかかっているような例も見られます。
中央下のクレーターの底には、レゴリスがたまっているようです。



(いずれも NEAR ホームページ より)


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