土星探査機「カッシーニ」飛行予定 - 2005.1/7更新
「カッシーニ探査機」の飛行コース
打ち上げ 1997 10/15 17:43 (日本時間。以下同じ) 金星に接近(1度目)1998 4/26 22:52:14(地球で信号を受信した時刻) 22:44(探査機での時刻) 高さ 287.2kmの地点を通過
2度目の金星接近コース(目盛りは5分間隔)
最接近時の金星地図(青は低地)
金星に接近(2度目)1999 6/25 05:30 高さ 617km (経度0度の赤道上付近)の地点を通過
地球接近コース(目盛りは5分間隔)
地球に接近 1999 8/18 12:28 高さ 1173km (太平洋南東部 南緯23.5度、西経128.5度(ヘンダーソン島のあたり)付近上空)
カッシーニから見た接近する地球(太陽系シミュレーターによる図から作成したアニメーションGIF)
太陽系シミュレーターで採用しているデータでは、上記と若干時刻が異なります。8130万kmから撮影した木星 Credit: NASA/JPL/University of Arizona 実際の色彩に近い色です。赤道のすぐ上に見える青っぽい模様の部分は、 雲が少ないところです。雲によって厚く覆われていないため、下の、より 温かい領域から熱が逃げ出しています。そのため、こうした領域を 「ホットスポット」とよんでいます。ガリレオ探査機の大気突入機もこうした ホットスポットのような場所に突入したらしいのです。 そのときの観測によると、乾いた大気が集まり下降していく場所のようです。 それで、雲が少ない状態になっているのでしょう。 右手に見える衛星は「エウロパ」で、その影が木星に黒く映っています。
カッシーニ探査機の木星接近時の軌道とガリレオ探査機の軌道 2000年10月〜2001年2月までの位置変化。縦横の長さの単位は木星の半径。 右下から左上に横切っているのがカッシーニの軌道。とぎれた楕円がガリレオの軌道。 2000年の何日目の位置であるか、2001年の何日目の位置であるかが示されています。 カッシーニが最も木星に接近するのは2000年の365日目(12月30日)です。
木星接近時の情報・画像はこちら - 以下予定 -
木星に接近 2000 12/30 19時04分 木星の雲の上から距離 約972万kmを通過。 カッシーニ土星を回る軌道へ 2004 7/1 カッシーニ、第1回目の衛星チタン接近 2004 10/27 高度 約1200km カッシーニ、第2回目の衛星チタン接近 2004 12/14 高度 約1200km 直径2.7mのハイヘンス降下機を切り放し 2004 12/25 ハイヘンス、チタン大気突入・降下 2005 1/14 カッシーニ本体はチタン上空約60000kmを通過 2時間半にわたるパラシュート降下中に、気温、気圧、密度などを計測。 雲の下に出たときパノラマ写真も撮影。 着地時には、撮影のため、表面をスポットライトで照らす。 時速約25kmで着地するが、こわれなければ、表面のデータも期待できる。 液体中に落下したかどうかもわかるようになっている。 液体中に落下した場合には、その成分も分析される。 ハイヘンスが送信するデータはすべてカッシーニ経由で地球に送られる。 表面におりてこわれなくとも、バッテリーは30分ほどしかもたない。 2005 1月にさらにチタンに接近。 2005 2/15 から4年間の探査をスタート。
土星接近時の情報・画像はこちら
土星到着後の予定が当初のものから上記のように変更になりました。 ハイヘンス降下時の、カッシーニの通過高度(チタン上空)を1200kmから65000kmに 高め、ハイヘンスからカッシーニへのデータ送信時の(ドップラー効果)周波数の ずれを減らすようにしました。 (とくに明示していない文中の Photo Credit: NASA/JPL/Caltech)* カッシーニ(ジョヴァーンニ・ドメニコ・カッシーニ 1625-1712) イタリアの天文学者。フランスでも活躍。 土星のリング内にすきまがあることを発見した(1675)ほか、 土星の衛星を4つ発見した。 * ハイへンス(クリスティアン・ハイヘンス 1629-1695) オランダの天文学者・物理学者。 土星最大の衛星「チタン」を発見(1655)。 土星周囲の突起物を解明(リングの発見)した(1656)。 関連ページ:Christiaan Huygens / Christiaan Huygens discovers Saturn's moon Titan using this telescope lens
Huygensの発音について:
カタカナでかくと、「クリスティアン・ハイヘンス」というのが最も近そうです。