
アンドロメダ銀河
撮影ノート (Credit: Jason Ware)上をほぼ北にしてあります。 アンドロメダ座にあるのでその名がつきました。 M31とかNGC224ともよばれています。
銀河系 (直径約10万光年)の 2倍以上の直径をもつアンドロメダ銀河ですが、 銀河系とおよそ同程度の質量をもつ 銀河と見られています。 (資料:1 2)
丸い伴銀河はM32(NGC221)。細長い伴銀河はM110(NGC205)です。
アンドロメダ銀河は、円盤の形を真横から12.5度傾いた角度から見ている形になっています。 M110寄りの側が、私たちに近い側で、写真右端部が こちらに向かって回っているほうです。外縁部で、およそ10億年もかかって1回転していると見られています。 (資料)
私たちからの距離は約250万光年。 (資料:1 2)
地球軌道を1cmの直径に縮めると、いちばん近い恒星まで1.3kmとなり、アンドロメダ銀河までは月までの2倍くらいの距離になります)市街地では双眼鏡でぼんやり見える程度ですが、満月のみかけの大きさの6倍もあります。(宇宙のスケールについて: 1、 2)
アンドロメダ座にある、双眼鏡のよい観望対象です。
(「アンドロメダさがし」の項 (株式会社ニコン「ニコンの星空案内」))(資料: 理科年表1997版 丸善; "The Andromeda Galaxy" by Paul Hodge, Kluwer 1992; "The Constellations" by Lloyd Motz and Carol Nathanson, Doubleday 1988)
☆ 銀河について調べてみましょう: 1、 2
銀河系やアンドロメダ銀河が属している銀河群である、「局部銀河群」の構成メンバーは、1999年1月6日現在、43個になっています。(最近の発見報告: 1; 2; 3 )☆ 銀河系やアンドロメダ銀河周辺の銀河の位置(1)
☆ 銀河系やアンドロメダ銀河周辺の銀河の位置(2)(http://www.ucolick.org/~raja/pressrel.htmlより)
☆ 銀河系やアンドロメダ銀河周辺の銀河の位置(3)
☆ Andromeda Galaxy
☆ Andromeda Galaxy
☆ Messier 31
☆ Notes for object MESSIER 031
☆ Detailed information for ANDROMEDA GALAXY
☆ A Brief History of Observational Cosmology
☆ 銀河について
☆ 局部銀河群関連画像
☆ 局部銀河群関連資料
☆ 銀河系について
☆ 銀河の写真集
★ アンドロメダ座の星空での位置を知りたい人のために→<お星さまとコンピュータ>
★ アンドロメダ座周辺星図(秋〜初冬の夕方、頭上付近にあるペガスス座の大きな四辺形からたどるとよいでしょう)
☆ ハッブル・スペーステレスコープが きょしちょう座にとらえた何千個もの銀河の群。(英文解説。Credit: R. Williams (STScI), the HDF-S Team, and NASA / スペーステレスコープ科学研究所ホームページより)
赤外線で観測したアンドロメダ銀河
Credit: NASA/JPL-Caltech/Univ. of Ariz.Infrared とあるのが 赤外線で観測したアンドロメダ銀河.
Visible とあるのが 可視光で観測したアンドロメダ銀河.
星間塵の出す赤外線により、 星間塵の分布がわかります。 左右非対称になっているのは、アンドロメダ銀河周辺の小型の銀河がぶつかったせいかもしれません。赤外線画像は、宇宙空間にある スピッツァー・スペース・テレスコープから観測されたものです。
無数の銀河(1) (5MBの大判)
Credit: NASA, ESA, the GOODS Team and M. Giavalisco (STScI)「ろ座」の方向、 角度にして縦10分横16分ほどの範囲(比較:満月は約30分の角度に見えます)の画像です。 写っている天体のほとんどが銀河です。数えられますか? ハッブル・スペース・テレスコープの 高性能掃天カメラによる 2002年7月〜2003年2月までの観測から作成されました。
MPEG動画版(11.6MB Video Credit: NASA and G. Bacon (STScI))
無数の銀河(2) (0.5MBの大判)
Credit: NASA, ESA, S. Beckwith (STScI) and the HUDF Teamハッブル・スペース・テレスコープの 高性能掃天カメラによる 2003年9月24日〜2004年1月16日までの観測(800枚の画像)から作成されました。
「ろ座」の方向、 縦横、角度にして3分(比較:満月は約30分の角度に見えます)の画像です。写っている天体のほとんどが銀河です。 30等級まで(肉眼で見える最も暗い星が6等級です。その約40億分の1という微かさ)のざっと1万個の銀河が 写っていると見積られています。 角度の0.085秒(横浜から富士山頂の約3cmの物体が見えるほど)まで識別できるこの画像には、 さまざまな形、色、大きさの 銀河が見られます。とても小さく赤みを帯びた100個ほどの 銀河は、最も遠方にある銀河かもしれません。大きさに極端な差がなければ、遠方のものほど小さく見えます。 また、ハッブルの法則から、 遠方の銀河ほど速いスピードで遠ざかっており、 ドップラー効果によって、光が赤みを帯びて くるからです。
(遠方の銀河が赤みを帯びる理由について、ドップラー効果よりも正確な説明: 遠方の銀河ほど、その光が地球に到達するのに時間がかかります。 その間に、宇宙の膨張によって、 光の波長がのびてしまうわけです)
超高速コンピューターで計算された銀河系とアンドロメダ銀河の衝突のようす
MPEG動画(3.07MB)
(http://www.cita.utoronto.ca/~dubinski/tflops/ より)
Copyright: John Dubinskiアンドロメダ座の方向、約250万光年彼方にあるアンドロメダ銀河(アンドロメダ星雲)は、銀河系のほうに、時速約50万km (比較のため、地球-月間が約38万km) で近づいてきており、そのスピードでいくと (250万光年を時速50万kmで割ってください)50億年後くらいには衝突しそうです。 実際には、アンドロメダ銀河と銀河系が重力で引き合っているため、アンドロメダ銀河の接近スピードが加速していくため、約30億年くらいで 衝突しそうです。正面衝突になるのか、斜めからの衝突になるのかは、観測が不十分でわかっていません。 「アンテナ銀河」は遠い未来の私たちの銀河の姿かもしれません。 (資料:1 2 3)
アントロメダ銀河と銀河系が衝突すると、お互いの銀河の中にあったガス星雲同士が衝突し圧縮され、多くの星々が誕生することでしょう。その頃のわたしたちの子孫は、きらびやかな星空を眺めているかもしれません。2つの銀河が組合わさるように衝突する段階では、未来の人類は、「2種類の天の川」を鑑賞できそうです。2つの銀河が合体し、楕円銀河となれば、いま私たちが見ているような天の川も見られません。
渦巻銀河としての銀河系を、銀河系内部から眺めている姿が天の川だからです。(資料)
「天の川」の見えるわけ
円盤状に星が分布している銀河系を、銀河系内部から見たら、ぐるりと帯状に星が密に見える説明図
(Side View at 0h という表示の下のボタンを操作してみましょう。実際には、太陽系は銀河系の中心にはなく、中心から約2万6千光年離れています)
銀河系の外から中に入っていくQuickTime動画(8.6MB Credit: NASA)を見ると、天の川の見える理由がよくわかります。
サンディエゴ・スーパーコンピューティング・センターにある 超高速コンピューター「ブルー・ホライズン」を使って、 4日間かけて計算させた結果が上のアニメーションです。 (資料)各銀河に、約4千万個(本当はもっと多いのですが、計算に時間がかかるため少なくしています)の星と、それらを 包み込むような1千万個の 「暗黒物質」粒子 を設定し、 それらひとつひとつの星・粒子(2つの銀河の合計で1億個以上!)に働く重力を、刻々を計算し、星々の動きを追跡した結果です。
初めの衝突後、腕がぐーんとのび、両銀河の間に「橋」ができるのがわかります。それぞれの銀河の反対側に、尻尾のような部分もできます。 これらは「潮汐力」(ちょうせきりょく)のためです。
その後、2回目、3回目と衝突を繰り返し、ついに一体になってしまいます。
はじき飛ばされてしまう星も見られます。もし太陽がそのようになったら、周囲に星の少ない空間に飛ばされてしまうので、夜空に見える星の数もぐっと減ってしまうことでしょう。 (資料 )
このページには、今後40億年間にわたる、 アンドロメダ銀河と銀河系の接近、衝突のようすを、地球から見た(地球上にまだ人類がいたとして)ようすが示されています。 両銀河の接近で、銀河系内をまわる太陽の軌道が大きく乱されています。示されているのは恒星だけで、銀河内の塵やガスによる減光は 考慮されていません。
★ さらに最近の研究から
約20億年後に、銀河系とアンドロメダ銀河による最初の接近が起こり、 約50億年後には合体してしまう。 (合体してできた銀河を Milky Way + Andromeda から ミルコメダ Milkomeda と呼ぶことにしましょう)
その頃、太陽は その生涯のおわりにさしかかり、 太陽系の天体とともに、ミルコメダの中心から 約10万光年も 離れた 領域に移動している可能性があります。
現在の太陽系は、銀河系中心から 約2万6千光年 の位置 (Sun が太陽(系)の位置)
資料When Galaxies Collide, our Solar System Will Go for a Ride
The Collision Between The Milky Way and Andromeda
アンドロメダ銀河(写真解説(英語))

アンドロメダ銀河
Credit & Copyright: Robert Gendler<robgendler@worldnet.att.net>