
プラネタリウム
2005年版 火星リンク集
2003年8月27日に大接近した火星が、2005年10月30日に 再び地球に接近します。この頃の火星は、2003年大接近時の火星の80%の大きさに見えます
2003年〜2018年の地球と火星の接近図 (REDSHIFT4による図を合成.作図:濱田)
1995年〜2005年の火星
Credit: NASA, ESA, and The Hubble Heritage Team (STScI/AURA)ハッブル・スペース・テレスコープで撮影された1995年〜2005年までの接近時頃の火星
2005年6月23日〜10月8日の火星
Credit: Joel Warren of Amarillo, Texas口径20cm望遠鏡とデジタルカメラを用い撮影された24コマの火星画像です。
2005年9月〜12月の火星の見かけの大きさ変化
REDSHIFT4による図を合成.作図:濱田
2005年5月3日〜2006年3月29日の火星の見かけの大きさ変化(動画)
REDSHIFT4で作図.最接近時の南中時高度が、2003年時よりも32度もたかくになり、北緯約35.4度の横浜では地平線から約71度 の高さに火星がのぼることになります。火星が地平線から高くのぼることにより、大気の乱れや塵の影響を受けにくく なり、観測上好条件となります。
2003年大接近時の80%以上の大きさに火星が見える次回の機会は、2018年になってしまいます。
2003年と2005年の火星最接近時の南中高度比較(横浜の空)
画面下が南。火星(惑星のシンボルで表示)の高さの違いに注目. StarCalcで作図.2003年8月12日の火星 (シミュレーション)Credit: Jefferson Teng, Bellevue, Washington / 撮影データ
口径13センチ望遠鏡による2003年8月12日の火星。上が南。 2時間39分の間に、火星の自転によって表面模様が動いています。
南極冠と、舌をだしたような形の大シルチスがはっきりと見えます。
最接近をはさむ10月下旬〜11月上旬には、火星はマイナス2.1〜2.3等という明るさ(1等星の約17〜21倍)で、 頭上たかくにのぼることになります。 この頃の火星は、100倍の倍率で、肉眼で見る満月大の大きさに 見えますが、意外に小さく感じるでしょう。もっと倍率をあげて観察してみましょう。 さらに早い時期から火星を観察すると、みかけの大きさの変化や満ち欠けの変化もわかるでしょう。もようらしきものが見えなくても、しばらく観察していると、微妙な明暗に気づくことが あります。観察する日時の違いで、火星の異なる面が観察できます。
火星の自転周期は約24時間37分なので、毎日同じ時刻に観測すると、前日よりも約9度東の面が見えていることになります。 40日たつとまた同じ面を見るわけです。 観測していて40分経過すると、その間に火星は東に約10度自転します。 (火星の自転(3枚組写真) )
9月22日夕方の東の空で、マイナス1.5等の明るさの火星と月が約7〜8度に接近して見えます。
10月19日夕方の東の空で、マイナス2.1等の明るさの火星と月が約4度に接近して見えます。
11月15日夕方の東の空で、マイナス2.1等の明るさの火星と月が約4度に接近して見えます。
12月12日夕方の東の高い空で、マイナス1.2等の明るさの火星と月が約3度に接近して見えます。
(角度10度はこれくらい / 月の出没時刻など / 2003年11月〜2018年12月までの火星と月との接近表)
火星が昇る時刻、南にくる正中時、沈む時刻、大シルチスの火星中央点通過時刻などはこちら
こちらの星座早見、あるいは、 あるいは Windows ユーザーならこちらのプログラムで星座や火星の位置を調べることもできます。Size は視直径.Mag は明るさ(等級)です。 火星観測速報など
約2年2カ月ごとに、地球と火星が接近します。 (地球と火星の接近周期について)軌道上で、両惑星が接近する位置は、 上図のように次第にずれていきます。火星の軌道は(惑星としては)かなりの楕円(だえん) なので、地球とならぶ位置によって、地球との距離がかなり違ってくるわけです。 うんと近づく「大接近」(およそ5500万km)になったり、距離をおいて近づく「小接近」(およそ1億km)になったりします。2003年〜2018年:接近時の火星の大きさの変化(左図)
(大接近と小接近との間の距離で接近する)中接近となる2005年の火星も、2003年大接近の火星の80%の大きさに見えます。 次回の大接近は2018年で、2003年の大接近の火星の97%の大きさに見えます。(天体の見かけの大きさ(角度)を視直径といいます)
距離(天文単位 km) 接近日(日本時)火星の大きさ(角度の秒) 0.37271925 55758006. 2003 AUG 27 25.1 0.46406291 69422823. 2005 OCT 30 20.2 0.58934866 88165305. 2007 DEC 19 15.9 0.66397891 99329831. 2010 JAN 28 14.1 0.67367622 100780529. 2012 MAR 06 13.9 0.61755824 92385398. 2014 APR 14 15.2 0.50321377 75279709. 2016 MAY 31 18.6 0.38496292 57589633. 2018 JUL 31 24.3(資料/Ngraphで作図:山田陽志郎)
2005年9月1日〜2006年4月8日の星座間の火星位置
(25 MB AVI動画.REDSHIFT4で作成)
星座を背景に、火星がループを描くように位置を変える理由:図解 1 2 3 4
火星儀を作ってみよう!
比較的小型の望遠鏡でも確認しやすいのが、「大シルチス」という暗い大きな模様です。火星が舌を出しているような印象です。(火星の自転にともなって移動する「大シルチス」)「大シルチス」が見やすい日時を 調べてみましょう。
ハッブル・スペーステレスコープがとらえた「大シルチス
マーズ・グローバル・サーベイヤーがとらえた 「大シルチス」
オランダの天文学者ハイゲンスが1659年11月28日に記録した火星にも「大シルチス」と見られる模様があります。火星の自転に伴ってこの模様が移動していくことをハイゲンスは観測し、火星のおよその自転周期を求めました。(資料:1 2 3 4. このページの最後のほうに1659年にハイゲンスが記録した火星スケッチがあり「大シルチス」と見られる模様がわかります)
現在使われている火星の地名の多くが、19世紀後半に活躍したイタリアの天文学者スキヤパレーリの命名によるものです。古い地名や神話に基づいた命名でしたが、「大シルチス」(Syrtis Major) の名は、リビア北部のスルト(Surt)湾、別名シルテ(Sirte)湾の古い名称シルチス(シルティス)湾に由来しています。(資料: 1 2 3 / 「コンサイス外国地名辞典」第3版(三省堂))
火星の極地に白く見えるのは、「極冠」(きょくかん。きょっかんとも)とよばれる部分です。 その正体は、H2Oの大量の氷の上をドライアイスが覆っているというものです。(資料) 2003年の火星接近時には、火星の向きから、南極冠が見やすい状態になりました。2005年の接近時では、南半球が盛夏を迎えており、南極冠のかなり(ドライアイス部分)が蒸発してしまっているはずで、とても小さくなっているでしょう。 最新の観測報告でなどでもご確認ください。ハイゲンスが1672年9月の大接近時に初めて南極冠を記録しています。(資料)
2003年6月22日と7月29日の火星 Credit: Denis JOYE of Paris, France
口径20センチ望遠鏡による約1ヶ月間の火星の変化。下が南。 この頃、南半球は春から夏に向かっており、南極冠が小さくなっています。 (関連ページ: 1 2 3 4 5 6 )
火星表面で、細かい砂塵におおわれているところは明るい色で見えていますが、暗い色で見えているところはどんなところなのでしょう?
このページで調べてみますと、玄武岩(Basalt)、安山岩(Andesite)、赤鉄鉱(Hematite)など、岩石が露出しているところが、暗い色で見えているようです。 (資料: 1 2 3)多くの砂嵐は、南半球が春〜夏を迎えた頃に起こっています。その頃の火星は、軌道上太陽に近いところにあり、火星の南半球はより多くの太陽熱を受けます。
大気中の塵が太陽光を吸収して、周囲の大気を暖めるため風が起こる。風の発生 でさらに大量の塵が舞い上がり、それが太陽光を吸収して周囲の大気をさらに暖め....といった調子で砂嵐が発達するのではないか、という説がありますが、火星の気象についてはまだよく解明されていません。 (資料: 1 2 3 4 5 )火星全体に広がるほどに発達した砂嵐の最初の観測記録は、1909年のものです。(以後、1924, 1956, 1971, 1973, 1975, 1977(2回), 1994, 2001年に発生. 資料: 1 2 3 4 5 6 Stephen James O'Meara, "Dusty Times Ahead?", Sky & Telescope, Sept. 2003, p. 107 )
2003年6月〜7月、ヨーロッパとアメリカがあいついで火星探査機を打ち上げました。2004年からは、3つの探査機が火星上空からと火星表面で探査を開始しました。 すでに火星周回軌道上で活動中の2つの探査機とともに、合計5つの火星探査機が火星で活躍しています。
2006年3月には、「マーズ・レコネサンス・オービター」も火星に到着予定です。
観測 / 探査 / 解説・データ / 歴史 / SF / 画像 / そのほか
火星観測
「火星接近!模様が見えるかな」キャンペーン(国立天文台)
月惑星研究会 火星セクション(火星の最新観測報告)
2005年の火星画像
The Mars Section Observing Alert(注目すべき火星観測速報)Amateur Astronomy Observers Log: Observations of object "Mars"
火星共同観測ホームページ
2003 Mars Apparition (ポルトガル天文協会メンバーの2003年の観測から作成された火星の地図)
A.L.P.O. Mars Section Ephemerides
Mars Physical Ephemeris Calculator
Planetary ephemerides
Twelve Year Planetary Ephemeris: 1995 - 2006
MARS 火星シミュレーション(パソコンソフト)
火星シミュレーション静止画像選択メニュー
火星の地名を覚えよう!(火星のページ)JPL Solar System Simulator(Show me Mars as seen from Earth に設定し、時刻GMTを日本時間-9時)
Mars in 2003: Which Side Is Visible?(Launch S&T's Mars Profilerをクリック)
Apparent Disk of Solar System Object
火星および大シルチスの出没時刻の計算
現在の太陽系惑星配置図
火星の今夜の出没時や星空での位置など
現在の火星周辺の星図(惑星のシンボル)
火星の今夜の出没時や星空での位置など <オンライン天体暦>
Mars Viewer 2.0
火星の自転軸の向き
Ephemeris Generator
Time on Mars
MarsWatch
Your ASO Guide to Observing the Red Planet
A.L.P.O. Mars Section
MARS by Percival Lowell, 1895
MARS by Percival Lowell - Illustrations
An Observational History of Mars
現在の火星と地球の位置関係など
望遠鏡による火星のスケッチ例: 1 2 3 4
過去の火星接近時の観測記録(イギリス天文協会)
火星探査
The Case for Mars - International Conference for the Exploration and Colonization of Mars
The Center of Mars Exploration
NASA's Mars Exploration Program
Mars - Viking Lander Image Data
Viking Lander High Resolution Mosaics
Viking Lander Stereo Mosaics
Viking: Mission to Mars
Catalogue of Mars atmosphere resources
Mars 2005 Missions and beyond
Mars Exploration Program Landing Sites
日本の火星探査計画
火星の地下に眠る氷
マーズ・グローバル・サーベイヤーとマーズ・パスファインダー
マーズ・クライメット・オービターとマーズ・ポーラー・ランダー
2001マーズ・オデッセイ
マーズ2003火星探検車
マーズ・エクスプレス
マーズ・グローバル・サーベイヤーが測定した火星表面の温度(縦軸が摂氏、横軸が緯度)
最近行われたNASAの火星探査
計画されている惑星探査機
Mars Mission Launch Sequence
The Planet Mars: A History of Observation and Discovery
マーズ・グローバル・サーベイヤーが撮影した火星の「顔」
火星の顔! 2001年4月版
隕石に火星の生命の跡?
火星大接近の解説・火星の一般情報・データ
火星のページ(厚木市子ども科学館)
ザ・ナイン・プラネッツ - 火星のページ
Mars in opposition: One for the record books
Mars 2003
Data for the Great Perihelic Opposition, 2003
The Planetary Society - Mars Watch 2003
Primer on Mars oppositions
The Nine Planets - Mars
Views of the Solar System - Mars Introduction
Welcome to the Planets: Mars
Earth vs. Mars: The Two Planets Weigh InMars
Explore Mars
Science Article No.1 THE LEVIATHANS OF THARSIS
Science Article No.2 FROM HELLAS TO UTOPIA
Planetary Orbital Elements
Planets: Physical Data
Planetary Fact Sheet - Ratio to Earth Values
Mars Fact Sheet
火星の地図
紀元前4711年〜紀元4999年までの火星接近表(年代順/接近距離順)
A Short Guide to Mars
Oppositions of Mars 1950-2099
Mars Oppositions
Oppositions of Mars, 1901--2035
火星探査・観測の歴史
火星探査の歴史
The Planet Mars: A History of Observation and Discovery
Is Mars Habitable? (1907)
ON MARS: Exploration of the Red Planet 1958-1978
VIKING ORBITER: VIEWS OF MARS
THE MARTIAN LANDSCAPE
An Illustrated History of Mars ExplorationHuman Mars Timeline: 1500 to 1700
Human Mars Timeline: 1700 to 1900
Human Mars Timeline: 1900 to The Space Age
SF
The War of the Worlds
War of the Worlds
War of the Worlds, the 1938 radio panic by Orson Wells
Radio's War of the Worlds Broadcast (1938)
The New York Times - Radio Listeners in Panic, Taking War Drama as Fact
The New York Times - October 31, 1938 - Radio Listeners in Panic, Taking War Drama as Fact
War of the Worlds - New York Times, October 31st 1938
The H.G. Wells Society
H. G. Wells biography pictures portrait books online forum
The Complete War of the Worlds Website
The War of the Worlds: Movie Trailer
Mars in Science Fiction Bibliography
宇宙人がせめてきた――パニックものがたり
Get Close to Mars with Books, Film, Music
The War of the Worlds - the script
火星人襲来!パニックはここから始まった
Martian Landing Site as documented in "The War of the Worlds"
THE FIRST MARTIAN LANDING SITE IN GROVER'S MILL, NEW JERSEY
ハドリー・キャントリル『火星からの侵入』
星間戦争(The War of the Worlds)
火星のプリンセス(バロウズ作)
火星のプリンセス
画像・写真集
地球をまわるハッブル・スペーステレスコープがとらえた2003年大接近の火星
すばる望遠鏡がとらえた2003年接近時の火星
2003年夏・火星大接近 投稿画像ギャラリー(AstroArts)
Images of the Mars in 2003
2003年の火星
2003年火星大接近(スケッチ)
Amateur images of Mars
火星の画像ギャラリー(地形の起伏が2倍程度強調されています)
高さが10倍に強調された火星の主な火山
Mars renders
赤青メガネで見る火星の立体写真
2003年の火星
A Virtual Tour of Mars
NSSDC Photo Gallery Mars
Mars Thumbnails
Mars' Satellite Thumbnails
マーズ・エクスプレスによる火星画像(ピンで示した場所をクリック)
マーズ・エクスプレスからの最新画像など (マーズ・エクスプレス)マーズ・エクスプレスによる火星地形写真の壁紙
マーズ・エクスプレスによる火星地形写真のスクリーンセイバーアラスカ、ポーティッジ湖に映る火星(2003年8月13日)
火星に関するさまざまな画像
そのほか
火星の壁紙など
火星探査機の壁紙
2005年火星リンク集
火星に関する資料リスト集
Planet Mars(リンク集)
MarsNews.com(リンク集)
Mars Links
Mars Links
企画展 火星 〜世紀の大接近と最新像〜(平成15年8月19日〜9月28日 葛飾区郷土と天文の博物館)
火星の衛星: フォボスとダイモス
Natural Satellite Discovery Data
Natural Satellite Physical Parameters
Satellites of Mars: Mean orbital elements
マーズ・グローバル・サーベイヤーがとらえたフォボス
2003年8月22日の火星の衛星
口径25cm以上の望遠鏡の場合、明るい火星を視野の外に出すような工夫をすれば、 火星の衛星が見えるかもしれません。位置はこちらのページでチェック。
Show me Mars as sen from Earth にして、観測日時(GMT=日本時マイナス9時) を合わせます。火星の大きさは10パーセントにし、satellite orbitsも表示させましょう。(2003年7月31日15時GMTの例)
1時間たつとけっこう位置がかわります。
比較的見つけやすいのは、まぶしい火星から衛星が離れて見えるときで、フォボスは火星の縁から火星1個分、ダイモスは火星3個分ほど離れたところに見えます。 フォボスのほうがダイモスより大きいので1等級ほど明るいのですが、 (それでも2003年の大接近時で10.5等)なにぶん明るい火星のそばなの で、見つけるのはダイモスよりもむずかしくなります。2005年10月10日の火星と2つの衛星 Credit: Steve Bodin of Mattawa, Washington 火星はフォボスの242000倍、ダイモスの741000倍も明るいため、火星の明るさがじゃまで衛星を観測することが困難です。 口径40cm望遠鏡とビデオカメラを用い、 短い露出時間で火星を撮り、長い露出時間で衛星を撮り、それらを重ねたのがこの写真です。右上に12等級の星2つが写っています。